ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

兵庫県西宮市の関西学院大学のキャンパスの校舎群を拝見しました

2014年09月08日 | 日記
 兵庫県西宮市に西宮上ケ原キャンパスを持つ関西学院大学は、今年2014年に創立125周年を迎える歴史ある大学です。

 関西学院大学の本部がある西宮上ケ原キャンパスにお伺いし、正門から中に入ると、日本有数の美しいキャンパスとして有名な低層校舎群と芝生と木々が目に飛び込んできました。





 この低層校舎群は「スパニッシュ・ミッションスタイル」で統一された建物です。赤い瓦の屋根とクリーム色の外壁が特色のスパニッシュ・ミッション・スタイルで統一されています。





 この低層建築群に加えて、同キャンパスは約240種・4万9000本の木々に囲まれています。特徴ある木には、木の名前のプレートがついています。

 このキャンパスの校舎群は2009年(平成21年)に、経済産業省が認定する近代化産業遺産群の一つに選定されているそうです。

 関西学院大学の西宮上ケ原キャンパスに建つ時計台(創立125周年を記念して2014年9月28日=創立記念日からに大学博物館に)などの低層校舎群を設計したのは、日本で数多くの西洋建築を手懸けた建築家のウィリアム・メレル・ヴォーリズ(William Merrell Vories)です。

 ヴォーリズは、米国で生まれて、1905年に滋賀県立商業学校(現滋賀県立八幡商業高等学校)の英語科教師として来日します。キリスト教青年会(YMCA)活動の一環として、外国への伝道への献身を実践するためでした。

 その後、実務家として京都市で建築設計監督事務所(後のヴォーリズ建築事務所)開業したり、建築家のレスター・チェーピン、吉田悦蔵との3人で「ヴォーリズ合名会社」設立します。この経緯から、後に近江ミッション(後の近江兄弟社など」を設立します。近江兄弟社は塗り薬の「メンソレータム」などを販売し、事業として成功します。
 
 そして1929年に関西学院大学の西宮上ケ原キャンパスに建つ低層校舎群を設計しました。日本各地で手がけた西洋建築建物のごく一部に相当します。