岐阜県大野郡白川村にある世界遺産の白川郷を、晩秋の秋晴れの下で散策しました。世界遺産の白川郷は、独特の三角形構造の茅葺きの“合掌づくり”が多数残っている山村です。
近くの展望台から一望できる白川郷の家々です。茅葺きの合掌づくりの家が点在している様子がよく見えます。家々の間に、稲刈りが済んだ小さな田んぼがあります。
高速道路の東海北陸自動車道の白川郷インターチェンジを降りて、「白川郷」の案内に従って進むと、庄川沿いの白川村の駐車場に導かれます。その駐車場からは、吊り橋で対岸にある白川郷の中心部に向かいます。
白川郷の中心部を散策すると、典型的な合掌づくりの家々が並ぶ風景に出会います。
白川郷の中で、現存する5階建ての最大級の合掌づくりの家です。
近くに立っている説明の立て札によると「この家は明治23年(1890年)に3年がかりで巨額を投じて建てられたものです。樹齢150年から200年の天然ヒノキを中心に、樹齢300年から350年のトチやケヤキ、カツラの木々が用いられている」そうです。
白川郷は豪雪地帯です。冬の間に豪雪に耐えるために、考え出されたのが丈夫な合掌づくりの構造です。
11月末になり晩秋の寒さが厳しくなり始めたために、冬の豪雪対策を急いでいるた合掌づくりの家です。
合掌づくりの家の外側の周囲に補強材を多数配して、豪雪による重さと寒さへの対策を準備しています。こうした雪囲い対策を始めた家が多数ありました。
11月30日午前は快晴になり、小雨に一時的に濡れた合掌づくりのカヤ製の屋根に強い日射しが当たって、茅葺きの屋根が温められて、カヤの上から水蒸気が立ち上っています。
白川村は岐阜県の最も西北部に位置し、富山県の山間部に接しています。さらに、白川村の西側は白山山系の山間部を経て石川県にも接しています。つまり、急峻(きゅうしゅん)な山々に囲まれ、白川村の96パーセントが山林で、農耕地は0.4パーセントと少ない山村です。
その白川郷に土日は多数の観光客が来場しています。特に世界遺産になってからは、また高速道路によって行きやすくなってからは、多くの観光客を集めています。
白川郷は、実際に生活している方々が住む住宅群です。今回、白川郷を散策して、合掌造りの家が重なっている風景を探すことに苦労しました。お土産屋として営業している合掌づくりの家の隣は、現在の構造の家です。
白川郷の多くの住民の方は、現代風の家に改築しているからです。合掌づくりの家は上の階まで一体になっているオープンな構造のため、暖房を部屋ごとにすることができません。断熱構造もとっていません。現在の便利な電化生活とは相容れません。
今回散策してみて、白川郷では合掌づくりの家は全住宅の四分の1程度と見積もりました。住民が住み続ける、実際に使い続けている合掌づくりの家の“あり方”を考え続ける必要が高まっています。実際に合掌づくりの家に住み続けることは、ある程度の不便さを我慢しているようです。
近くの展望台から一望できる白川郷の家々です。茅葺きの合掌づくりの家が点在している様子がよく見えます。家々の間に、稲刈りが済んだ小さな田んぼがあります。
高速道路の東海北陸自動車道の白川郷インターチェンジを降りて、「白川郷」の案内に従って進むと、庄川沿いの白川村の駐車場に導かれます。その駐車場からは、吊り橋で対岸にある白川郷の中心部に向かいます。
白川郷の中心部を散策すると、典型的な合掌づくりの家々が並ぶ風景に出会います。
白川郷の中で、現存する5階建ての最大級の合掌づくりの家です。
近くに立っている説明の立て札によると「この家は明治23年(1890年)に3年がかりで巨額を投じて建てられたものです。樹齢150年から200年の天然ヒノキを中心に、樹齢300年から350年のトチやケヤキ、カツラの木々が用いられている」そうです。
白川郷は豪雪地帯です。冬の間に豪雪に耐えるために、考え出されたのが丈夫な合掌づくりの構造です。
11月末になり晩秋の寒さが厳しくなり始めたために、冬の豪雪対策を急いでいるた合掌づくりの家です。
合掌づくりの家の外側の周囲に補強材を多数配して、豪雪による重さと寒さへの対策を準備しています。こうした雪囲い対策を始めた家が多数ありました。
11月30日午前は快晴になり、小雨に一時的に濡れた合掌づくりのカヤ製の屋根に強い日射しが当たって、茅葺きの屋根が温められて、カヤの上から水蒸気が立ち上っています。
白川村は岐阜県の最も西北部に位置し、富山県の山間部に接しています。さらに、白川村の西側は白山山系の山間部を経て石川県にも接しています。つまり、急峻(きゅうしゅん)な山々に囲まれ、白川村の96パーセントが山林で、農耕地は0.4パーセントと少ない山村です。
その白川郷に土日は多数の観光客が来場しています。特に世界遺産になってからは、また高速道路によって行きやすくなってからは、多くの観光客を集めています。
白川郷は、実際に生活している方々が住む住宅群です。今回、白川郷を散策して、合掌造りの家が重なっている風景を探すことに苦労しました。お土産屋として営業している合掌づくりの家の隣は、現在の構造の家です。
白川郷の多くの住民の方は、現代風の家に改築しているからです。合掌づくりの家は上の階まで一体になっているオープンな構造のため、暖房を部屋ごとにすることができません。断熱構造もとっていません。現在の便利な電化生活とは相容れません。
今回散策してみて、白川郷では合掌づくりの家は全住宅の四分の1程度と見積もりました。住民が住み続ける、実際に使い続けている合掌づくりの家の“あり方”を考え続ける必要が高まっています。実際に合掌づくりの家に住み続けることは、ある程度の不便さを我慢しているようです。