犀川の流れの中にある犀川白鳥湖近くの河川敷きの中に、川から取り残された池があり、カモ類がたくさん泳いでいます。見た目では、カモ類は100羽以上います。カモ類の"楽園"という感じです。
この池の背後に見えている山々は北アルプスの一部です。晴天ですが、残念ながら山々の山頂付近には雲がかかっています。池を東側から西向きにみています。
この流れのない穏やかな池には、コハクチョウも10羽程度います。多くは岸辺で休んでいますが、池の中に入ってカモ類と一緒にエサを探しているものもいます。
カモ類は、ヒドリガモやオナガカモ、キンクロハジロ、スズカモなどが泳いでいます。どれも日本に冬鳥として飛来するカモ類です。そして、比較的身近くで観察できるカモ類です。
左側の先を泳ぐオナガカモのオスの側を、ヒドリカモのオス(右側)が並走しています。
キンクロハジロのオスも目立ちます。頭の後頭部の垂れた羽根(冠羽)が目立ちます。
犀川から独立した池なので流れがないために、水面は穏やかで波もなく、晴天の空が写って青色がきれいです。
犀川白鳥湖では、多くの方はコハクチョウを見に来ているために、近くにある、この池はあまり観察者が少なく、静かです。
実は、この近くにオオタカが1羽、来ています。この時は、犀川の対岸の斜面の上側にある木に留まっています。たくさんいるカモ類の中で弱ったものを狙っているそうです。やはり、この世界は弱肉強食です。
そのオオタカを狙って、野鳥観察愛好家が数人、川岸に並んでいます。バズーカ砲のような望遠レンズを取り付けた一眼レフカメラを三脚に載せて、オオタカの飛翔を待ち構えています。木の枝に留まったオオタカを、時々、双眼鏡で確認し、シャッターチャンスを待っています。