ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

愛知県豊田市矢並町にある矢並湿地には、“赤トンボ”のヒメアカネも来ています

2016年10月14日 | 旅行
 愛知県豊田市矢並町にある矢並湿地で咲くシラタマホシクサの花などを見に行ってきた話の続きです。

 谷あいが湧き水で潤ってつくられる湧水湿地の矢並湿地では、ミカワシオガマの花がたくさん、咲いています。

 そのミカワシオガマの花には、アブやチョウなどが蜜を吸いに来ています。

 アブがミカワシオガマの花の蜜を吸いに来ています。アブの種類はわかりません。



 現在は、ミゾソバもあちこちで咲いています。



 湿地である矢並湿地には、トンボが飛来しています。産卵して、ここに子孫を残すためです。

 トンボの番(つがい)が産卵していました。



 「ここに飛来している“赤トンボ”は、ヒメアカネだ」と、自然観察ガイドの方に教えていただきました。





 ヒメアカネが留まっているのはガマ科の“コガマ”のようです。

 コガマの穂もあちこちで見ることができます。



 ガマ科の仲間では、コガマを見かけることは予想以上に珍しいのだそうです。

 湧水湿地では、ヨシが茂り始めると、他の山野草が育たなくなるそうです。このため、ヨシは駆除しているそうです。

 矢並湿地では、5月ごろにはトキソウの花が咲き、6月にはカキランの花が咲くそうです。7月にはサギソウの花も咲きます。こうしたそれぞれの花の開花時期には、公開されていない様子です(特定の日に自然観察会を開催することはあるそうです)。

愛知県豊田市矢並町にある矢並湿地では、シラタマホシクサの花が咲いています

2016年10月14日 | 旅行
 愛知県豊田市矢並町にある矢並湿地では、湿地植物であるシラタマホシクサやミカワシオガマなどの花がたくさん咲いています。

 この矢並湿地は、谷あいが湧き水によって潤ってつくられる湧水湿地です。この矢並湿地はラムサール条約湿地として登録されている「東海丘陵湧水湿地群」の一つです。



 矢並湿地はふだんは非公開で、人間が自由に入れないようにすることで、湿地の固有種の保存に努めています。ただし、1年に1回程度、公開日が設けられています。

 実は、今年は平成28年10月12日(水曜日)から10月16日(日曜日)までの5日間だけ、一般公開しているとたまたま知って、行ってみました。



 秋が深まる今ごろは、シラタマホシクサとミカワシオガマの花が見ごろです。

 東海地方の固有種であるシラタマホシクサの白い花が一面に咲いています。





 豊田市自然愛護協会の湿地ガイドの方々が現地で解説してくれます。その解説員の方によると「この湧水湿地が富栄養化すると、シラタマホシクサは他の山野草に負けて繁殖しなくなる」とのことでした。

 そのシラタマホシクサが群生する中で、濃いピンク色のミカワシオガマの花もたくさん、咲いています。





 湿原の所々に咲いているスズカアザミの花の蜜を吸いに、スズメガの一種のホシホウジャクが来ています。



 標高の高い場所にある高層湿原ではもう咲き終わったウメバチソウは、ここでは10月下旬ごろから咲き始めるそうです。標高の違いからです。

 今回は、近くにある鞍ケ池公園内から、豊田市は矢並湿地行きの無料シャトルバスを運行しています。鞍ケ池公園には、先月立ち寄ったばかりなので、行き方を知っていたので、行ってみました。

 今回の矢並湿地の公開日は、ある自然観察名人のブログを拝見し、豊田市にはたまたま立ち寄る時間があったので、急きょ、行ってみました。

 いろいろな方のブログを拝見すると、最新のろいろな情報を学ぶことができます。