長野県北佐久郡立科町の農産物直売所で、「夏秋いちご」というイチゴを見つけたので、買い求めました。
この「夏秋いちご」は「かしゅういちご」と読みます。
現在、冬から春にかけて日本で一般に販売され、食べられているイチゴは「一季成り」と呼ばれる、冬から春まで収穫できるものです。
これに対して「夏秋いちご」は「四季成り」と呼ばれて、ほぼ一年中収穫できる品種です。実際には、日本ではイチゴ(一季成り)の端境期になる夏から秋に次々と開花させ、実をならせます。実は、初冬まで収穫できるそうです。
今回、買い求めた「夏秋いちご」は、長さ約2センチメートル、直径約1.5センチメートルと小粒です。
立科町の農産物直売所では「基本はジャム用ですが、なま食もできます」と説明されていました。
実際になまで食べてみると、いくらか甘酸っぱい感じです。記憶では、昭和30年代の練乳をかけて食べた昔のイチゴの感じを思い出しました。
現在の「とちおとめ」「あまおう」などの甘い、大粒のイチゴとはまったく異なる食感です。素朴な味です。
実は、少し前に信州大学の方から、農学部の教授が「夏秋いちご」の品種改良に成功し、2011年に当該「夏秋いちご」の品種登録を実施したという話を伺いました。
標高が約800メートル以上の夏期に冷涼な地域で、その「夏秋いちご」の品種改良品が2012年時点で「約3000トンまで生産されるようになった」と伺いました。実は、日本では「一季成り」イチゴが生産されない夏から冬初めまでは、北米のアメリカで生産した「夏秋いちご」が約6000トン輸入して対応していました。主にケーキなどの加工食材向けです。
これに対して、信州大学農学部の大井美知男教授は、長野県の育成品種の「サマープリンセス」に「女峰」系統を交配し、6年間かけて品種を選抜し、今回の「夏秋いちご」が誕生しました。
この「夏秋いちご」の現時点での栽培面積は約50ヘクタールに過ぎず、普通の多種多様な「一季成り」イチゴの約1パーセントに過ぎないそうです。
これまでは、「夏秋いちご」の総需要量の約6000トンは北米の米国などからの輸入品でした。現在は、その半分の3000トンが国産品に置き換わっています。
最初は、夏期に冷涼な地域でということで、北海道・東北地方で栽培が始まり、その後は長野県内でも「夏秋いちご」の本格的な栽培が始まり、2012年時点では長野県は日本で二番目に収穫量の多い県になったそうです。
この長野県産の「夏秋いちご」が、立科町の農産物直売所で販売されていたようです。
この長野県産の「夏秋いちご」をなまで食べてみると、素朴な甘酸っぱさです。家人には味の評価は不評で、結局、イチゴジャムに加工されました。
信州大学では長野県野菜花き試験所や長野県のイチゴ栽培農家4軒と契約し、品種改良中の「夏秋いちご」の栽培を委託しました。さらに、ある農園と苗生産契約を結び、苗提供の体制ができあがったそうです。
この結果、真夏の高温期でも糖度が高い「夏秋いちご」が生産され、病気にも強いなどの特徴が明らかになったそうです。
たまたま、立科町の農産物直売所で買い求めた「夏秋いちご」は、日本の農業を変えていく品種のようでした。
この日の佐久平はほぼ晴天で、いくらか曇り空でした。佐久市の北側にそびえてる浅間山(標高2568メートル)の山の全貌が見える日でした。
やや暑い今日は、梅雨明け前の蒸し暑い日でした。
この「夏秋いちご」は「かしゅういちご」と読みます。
現在、冬から春にかけて日本で一般に販売され、食べられているイチゴは「一季成り」と呼ばれる、冬から春まで収穫できるものです。
これに対して「夏秋いちご」は「四季成り」と呼ばれて、ほぼ一年中収穫できる品種です。実際には、日本ではイチゴ(一季成り)の端境期になる夏から秋に次々と開花させ、実をならせます。実は、初冬まで収穫できるそうです。
今回、買い求めた「夏秋いちご」は、長さ約2センチメートル、直径約1.5センチメートルと小粒です。
立科町の農産物直売所では「基本はジャム用ですが、なま食もできます」と説明されていました。
実際になまで食べてみると、いくらか甘酸っぱい感じです。記憶では、昭和30年代の練乳をかけて食べた昔のイチゴの感じを思い出しました。
現在の「とちおとめ」「あまおう」などの甘い、大粒のイチゴとはまったく異なる食感です。素朴な味です。
実は、少し前に信州大学の方から、農学部の教授が「夏秋いちご」の品種改良に成功し、2011年に当該「夏秋いちご」の品種登録を実施したという話を伺いました。
標高が約800メートル以上の夏期に冷涼な地域で、その「夏秋いちご」の品種改良品が2012年時点で「約3000トンまで生産されるようになった」と伺いました。実は、日本では「一季成り」イチゴが生産されない夏から冬初めまでは、北米のアメリカで生産した「夏秋いちご」が約6000トン輸入して対応していました。主にケーキなどの加工食材向けです。
これに対して、信州大学農学部の大井美知男教授は、長野県の育成品種の「サマープリンセス」に「女峰」系統を交配し、6年間かけて品種を選抜し、今回の「夏秋いちご」が誕生しました。
この「夏秋いちご」の現時点での栽培面積は約50ヘクタールに過ぎず、普通の多種多様な「一季成り」イチゴの約1パーセントに過ぎないそうです。
これまでは、「夏秋いちご」の総需要量の約6000トンは北米の米国などからの輸入品でした。現在は、その半分の3000トンが国産品に置き換わっています。
最初は、夏期に冷涼な地域でということで、北海道・東北地方で栽培が始まり、その後は長野県内でも「夏秋いちご」の本格的な栽培が始まり、2012年時点では長野県は日本で二番目に収穫量の多い県になったそうです。
この長野県産の「夏秋いちご」が、立科町の農産物直売所で販売されていたようです。
この長野県産の「夏秋いちご」をなまで食べてみると、素朴な甘酸っぱさです。家人には味の評価は不評で、結局、イチゴジャムに加工されました。
信州大学では長野県野菜花き試験所や長野県のイチゴ栽培農家4軒と契約し、品種改良中の「夏秋いちご」の栽培を委託しました。さらに、ある農園と苗生産契約を結び、苗提供の体制ができあがったそうです。
この結果、真夏の高温期でも糖度が高い「夏秋いちご」が生産され、病気にも強いなどの特徴が明らかになったそうです。
たまたま、立科町の農産物直売所で買い求めた「夏秋いちご」は、日本の農業を変えていく品種のようでした。
この日の佐久平はほぼ晴天で、いくらか曇り空でした。佐久市の北側にそびえてる浅間山(標高2568メートル)の山の全貌が見える日でした。
やや暑い今日は、梅雨明け前の蒸し暑い日でした。
もし、近くの農産物直売所で売っていたら、一度、買ってみたいです。
日本はいちごの種類が多く、美味しいものが多いです。
素朴な味だそうですが、ジャムにすると美味しそうです。
米国のいちごは、この夏秋いちごが多いのでしょうか。
日本に来て、とちおとめなどおを食べたら、その美味しさに驚くでしょうね。
この夏秋いちごは、夏から秋に収穫できるのですか・・
洋菓子などには、一年中、イチゴが必要なものがあるからでしょうか。冷凍イチゴはないのかあるのか??
素朴な味とのことですが、今の時期なので仕方がない様な気もします。
いろいろなイチゴがあるものです。
最近のイチゴは甘さを追及しているのか、そのままでも十分甘く、最近の子供たちは丸かじりですよね。
言われるように、昔は砂糖を入れ練乳をかけ食べていました。それに私はスプーンでつぶして食べるのが大好きでした。
夏秋イチゴ、かしゅうと呼ぶそうですが
一度食してみたいイチゴです。
コメントをいつもお寄せいただき、ありがとうございます。
日本の春に売られているイチゴは、本当に美味しいです。品種も豊富です。
これほど、美味しいイチゴを食べたられる国は、わずかな体験ですが、たぶん日本だけです(イタリアやドイツ、オーストリアなどで食べてみました)。
リンゴもナシ(和梨)もこれほど美味しいものが食べられるのは、日本の素晴らしさです。
トマトも日本は美味しいですね。種類も増えています。
このため、長野県の一部でしか販売されていないことでしょう。
もし、万が一、見つけたら購入してみたいと思います。