京都市右京区にある天龍寺は、夢想国師がつくったといわれる、特別名勝・史跡の庭園が季節の移ろいを伝えます。
大方丈の前に広がる曹源池(そうげんいけ)の周囲を、普段は百花苑などの花木や草花が華やかに飾ります。例えば、春にはウメやサクラ、モモ、ハナモモ、ボケなどの花が多彩に一せいに咲きます。その花木の足下には、春の野草などが咲いていました。
今回訪れた時は、花の端境期でした。天龍寺の入り口には、その時に咲いている花の名前が掲示されています。今回は「芙蓉と桔梗」のたった2種類と、珍しく少なかったのです。夏の花のフヨウ(芙蓉)がまだ咲き続けている一方、秋の草花ではキキョウ(桔梗)が咲き始めているという夏から秋への移り変わり期のようでした。
大方丈の前に広がる曹源池には、9月上旬の晩夏の強い日差しが射しています。まぶしいほどです。
百花苑の手前の多宝殿の周囲には、フヨウがたくさん植えられています。そのフヨウの木には蕾がたくさん付いています。濃いピンク色と白色のフヨウの花が咲いています。
花が少ない時期に、フヨウが「主役は任せろ」という感じで咲いています。葉が柔らかい緑色で大人しい風情がいい感じです。
秋の七草の中では、キキョウが咲き始めています。
花の数はまだ少なく、蕾が多い咲き始めのようでした。ハギ(萩)はまだ花芽の感じで、花が不揃いでした。
低木のムラサキシキブ(紫式部)の仲間のコムラサキの木が実をつけています。その中に、実の色が紫色ではなく、白色のものがありました。
実が白いものは、通称“シロシキブ”と呼ばれているようです。
曹源池の湖面にはトンボが何匹が飛んでいます。目の前に、羽根が黒いハグロトンボが留まりました。
胴体が瑠璃色できれいです。
11月に入ると、天龍寺の庭園は背景の山の紅葉を含めて、モミジなどの紅葉の名所になります。9月はその紅葉に向かう前の晩夏から初秋の移ろいを見せていました。季節の移ろいの速さに驚きます。
夢想国師の国師は、尊称としての号だそうで、道号が夢窓(むそう)で、法諱が疎石(そせき)という臨済宗の禅僧だそうです。鎌倉時代末から南北朝時代、室町時代初期まで活躍した方のようです。
大方丈の前に広がる曹源池(そうげんいけ)の周囲を、普段は百花苑などの花木や草花が華やかに飾ります。例えば、春にはウメやサクラ、モモ、ハナモモ、ボケなどの花が多彩に一せいに咲きます。その花木の足下には、春の野草などが咲いていました。
今回訪れた時は、花の端境期でした。天龍寺の入り口には、その時に咲いている花の名前が掲示されています。今回は「芙蓉と桔梗」のたった2種類と、珍しく少なかったのです。夏の花のフヨウ(芙蓉)がまだ咲き続けている一方、秋の草花ではキキョウ(桔梗)が咲き始めているという夏から秋への移り変わり期のようでした。
大方丈の前に広がる曹源池には、9月上旬の晩夏の強い日差しが射しています。まぶしいほどです。
百花苑の手前の多宝殿の周囲には、フヨウがたくさん植えられています。そのフヨウの木には蕾がたくさん付いています。濃いピンク色と白色のフヨウの花が咲いています。
花が少ない時期に、フヨウが「主役は任せろ」という感じで咲いています。葉が柔らかい緑色で大人しい風情がいい感じです。
秋の七草の中では、キキョウが咲き始めています。
花の数はまだ少なく、蕾が多い咲き始めのようでした。ハギ(萩)はまだ花芽の感じで、花が不揃いでした。
低木のムラサキシキブ(紫式部)の仲間のコムラサキの木が実をつけています。その中に、実の色が紫色ではなく、白色のものがありました。
実が白いものは、通称“シロシキブ”と呼ばれているようです。
曹源池の湖面にはトンボが何匹が飛んでいます。目の前に、羽根が黒いハグロトンボが留まりました。
胴体が瑠璃色できれいです。
11月に入ると、天龍寺の庭園は背景の山の紅葉を含めて、モミジなどの紅葉の名所になります。9月はその紅葉に向かう前の晩夏から初秋の移ろいを見せていました。季節の移ろいの速さに驚きます。
夢想国師の国師は、尊称としての号だそうで、道号が夢窓(むそう)で、法諱が疎石(そせき)という臨済宗の禅僧だそうです。鎌倉時代末から南北朝時代、室町時代初期まで活躍した方のようです。
このため、多くの写真は留まっている姿です。胴体の金属光沢が輝いています。人気のあるトンボです。