長野県東御市(とうみし)の北東にある湯の丸高原近くの池の平湿原は秋の気配が濃厚です。標高約2000メートルにある池の平湿原は、数万年前に浅間山系の三方ヶ峰火山の火口原にできた高層湿原です。高山植物の宝庫といわれている所です。
9月中旬を過ぎると、池の平湿原は夏に咲いた高山植物が咲き終わり、実を付け、葉を黄色く変色させ、枯れたりしています。台風15号が日本列島の沖縄諸島に接近し、その影響によって広範囲で、特に山間部の天気が変わりやすいという天気予報でしたが、池の平湿原の上空はよく晴れました。時々、雲が流れますが、日差しは夏のようにきつい感じでした。
枯れた感じの池の平湿原は、ニッコウキスゲ(ゼンテイカ)が実を付け、茎部は枯れかけています。ヤナギランもススキの穂のような種をつけて、枯れかけています。カワラナデシコの花もごくわずかが残ってる感じで、ほとんど枯れかけています。ウスユキソウも咲いたまま、枯れかけています。
コケモモが赤い実を付けています。
現在の主役はエゾリンドウやオヤマリンドウなどのリンドウ類の花です。多くは10センチメートルぐらいとまだ背が低く、笹から顔をのぞかし始めた感じです。所々に30~40センチメートルぐらいまで伸びたものもあります。
エゾリンドウの花は、普通のリンドウに比べて、花の色が淡い青紫色です。多くの花がまだ蕾です。
一部の花が開いたエゾリンドウでは、アブやハチが開花した花の中に潜り込んでいます。
マツムシソウ(松虫草)も多くが咲き終わっています。わずかが茎の先に花を咲かせていました。可憐な淡い紫色の花は、秋を代表する高山植物です。
ヤマラッキョウの花もわずかに咲き残っています。花が少なくなった草原の中で、濃いピンク色の花が目立ちます。
池の平湿原の端にある鏡池の近くには、アキアカネなどのいろいろなトンボが飛んでいました。
池の平湿原の南西側の端は「開放口」と名付けられた急な崖で、夏には上昇気流に乗って霧が上がって来る場所です。この辺は火山の岩が多く露出しています。今回は珍しく快晴で、日に明るく照らされた佐久市の中心部が良く見えました。
日差しは夏のようでしたが、池の平湿原はもう秋の気配が濃厚です。12月以降は、数メートルの雪に覆われます。池の平湿原の短い夏は終わりを迎えています。
9月中旬を過ぎると、池の平湿原は夏に咲いた高山植物が咲き終わり、実を付け、葉を黄色く変色させ、枯れたりしています。台風15号が日本列島の沖縄諸島に接近し、その影響によって広範囲で、特に山間部の天気が変わりやすいという天気予報でしたが、池の平湿原の上空はよく晴れました。時々、雲が流れますが、日差しは夏のようにきつい感じでした。
枯れた感じの池の平湿原は、ニッコウキスゲ(ゼンテイカ)が実を付け、茎部は枯れかけています。ヤナギランもススキの穂のような種をつけて、枯れかけています。カワラナデシコの花もごくわずかが残ってる感じで、ほとんど枯れかけています。ウスユキソウも咲いたまま、枯れかけています。
コケモモが赤い実を付けています。
現在の主役はエゾリンドウやオヤマリンドウなどのリンドウ類の花です。多くは10センチメートルぐらいとまだ背が低く、笹から顔をのぞかし始めた感じです。所々に30~40センチメートルぐらいまで伸びたものもあります。
エゾリンドウの花は、普通のリンドウに比べて、花の色が淡い青紫色です。多くの花がまだ蕾です。
一部の花が開いたエゾリンドウでは、アブやハチが開花した花の中に潜り込んでいます。
マツムシソウ(松虫草)も多くが咲き終わっています。わずかが茎の先に花を咲かせていました。可憐な淡い紫色の花は、秋を代表する高山植物です。
ヤマラッキョウの花もわずかに咲き残っています。花が少なくなった草原の中で、濃いピンク色の花が目立ちます。
池の平湿原の端にある鏡池の近くには、アキアカネなどのいろいろなトンボが飛んでいました。
池の平湿原の南西側の端は「開放口」と名付けられた急な崖で、夏には上昇気流に乗って霧が上がって来る場所です。この辺は火山の岩が多く露出しています。今回は珍しく快晴で、日に明るく照らされた佐久市の中心部が良く見えました。
日差しは夏のようでしたが、池の平湿原はもう秋の気配が濃厚です。12月以降は、数メートルの雪に覆われます。池の平湿原の短い夏は終わりを迎えています。
しかし、食べられないという説もあります。
茎から上を山菜として食べている地域があるとのことです。
よく見かける野草ですが、食べられるかどうかはよく分からないようです。
見かけはおいしそうです。
砂糖などと一緒に煮込んでジャムにするのが普通です。北欧の知恵だそうです。