ハッチョウトンボ(八丁蜻蛉)は胴が真っ赤なトンボです。
長野県大町市の唐花見湿原(からけみしつげん)で見ました。このトンボは、トンボ科に分類されるトンボの中で、日本一小さいそうです。世界的にも最小の部類に属するそうです。暑い夏はトンボが謳歌する季節です。
長野県大町市の南側から長野市に向かう国道につながる山道の途中に、唐花見湿原があります。針葉樹の森の小道を抜けて立ち寄ってみました。比較的小さな低層湿原です。入り口には「熊出没注意」の札が立っていました。
木道に注意深く踏み出すと、湿原は水量が豊かで、ヨシなどが人の背丈より高く伸びて茂っていました。湿原全体が見通せないほどです。ヒオウギアヤメが数本、湿原の奥で咲いていました。ヒツジグサの葉も水面に浮いています。花は咲いていませんでした。
湿原は針葉樹の深い森に囲まれ、一部開けた部分が夏の高原野菜をつくる畑になっています。鳥の鳴き声以外は何も聞こえない静けさに包まれています。
この唐花見湿原の見所は、7月中旬から8月まで飛び交うハッチョウトンボだそうです。全長2センチぐらいの小さなトンボですが、緑色の草などの上を飛んだり、留まったりするので、補色の赤色の胴体はとても目立ちます。
胴が真っ赤なのは雄だそうです。近くに似たようなトンボで、胴が褐色のものがいました。これが雌のようです。
飛び立って、すこしホバリング飛翔してどこかに留まります。最初は小さいので見つけるのに苦労しましたが、よく見るとかなりの数のハッチョウトンボが飛び交っていました。
ハッチョウトンボ以外のトンボも数種類います。この湿原は、トンボが謳歌する楽園でした。午前9時ぐらいに立ち寄りました。既に先客がお一人おられました。ハッチョウトンボ目当ての方で、盛んに撮影されています。接写用のレンズをつけたかなり高価な機材をお使いでした。トンボは羽根が透けているため、できるだけ下側から撮影して羽根を巧みに表すようです。自然観察の写真撮影がご趣味のようでした。
湿原の中には低木が多数生えています。湿原が時間をかけて変化している途中です。この低木の中に、多くのモズがいました。鳴いたり、飛んだりと賑やかです。じっとしていないので、モズは残念ながら撮影できませんでした。うっそうとした針葉樹の森はカッコウが鳴いてもいい雰囲気でしたが、鳴きませんでした。遠くでイカルがたまに鳴いていました。
湿原から山道に戻り、国道を目指しました。現在は大町市になっている旧八坂村を流れる金熊川(かなくまがわ)沿いを抜けていきます。金熊川は、長野市に向かって流れる犀川(さいがわ)の支流です。川沿いに小さな畑や田んぼが続く山村です。
山道の途中のバス停で、バス待ちの方々が高年齢者ばかりだったことが気になりました。公営のマイクロバスとすれ違いました。住民の高年齢化と少子化の片鱗を感じました。この山村の住人の方々は何で生計を立てているのか気になりました。
長野県大町市の唐花見湿原(からけみしつげん)で見ました。このトンボは、トンボ科に分類されるトンボの中で、日本一小さいそうです。世界的にも最小の部類に属するそうです。暑い夏はトンボが謳歌する季節です。
長野県大町市の南側から長野市に向かう国道につながる山道の途中に、唐花見湿原があります。針葉樹の森の小道を抜けて立ち寄ってみました。比較的小さな低層湿原です。入り口には「熊出没注意」の札が立っていました。
木道に注意深く踏み出すと、湿原は水量が豊かで、ヨシなどが人の背丈より高く伸びて茂っていました。湿原全体が見通せないほどです。ヒオウギアヤメが数本、湿原の奥で咲いていました。ヒツジグサの葉も水面に浮いています。花は咲いていませんでした。
湿原は針葉樹の深い森に囲まれ、一部開けた部分が夏の高原野菜をつくる畑になっています。鳥の鳴き声以外は何も聞こえない静けさに包まれています。
この唐花見湿原の見所は、7月中旬から8月まで飛び交うハッチョウトンボだそうです。全長2センチぐらいの小さなトンボですが、緑色の草などの上を飛んだり、留まったりするので、補色の赤色の胴体はとても目立ちます。
胴が真っ赤なのは雄だそうです。近くに似たようなトンボで、胴が褐色のものがいました。これが雌のようです。
飛び立って、すこしホバリング飛翔してどこかに留まります。最初は小さいので見つけるのに苦労しましたが、よく見るとかなりの数のハッチョウトンボが飛び交っていました。
ハッチョウトンボ以外のトンボも数種類います。この湿原は、トンボが謳歌する楽園でした。午前9時ぐらいに立ち寄りました。既に先客がお一人おられました。ハッチョウトンボ目当ての方で、盛んに撮影されています。接写用のレンズをつけたかなり高価な機材をお使いでした。トンボは羽根が透けているため、できるだけ下側から撮影して羽根を巧みに表すようです。自然観察の写真撮影がご趣味のようでした。
湿原の中には低木が多数生えています。湿原が時間をかけて変化している途中です。この低木の中に、多くのモズがいました。鳴いたり、飛んだりと賑やかです。じっとしていないので、モズは残念ながら撮影できませんでした。うっそうとした針葉樹の森はカッコウが鳴いてもいい雰囲気でしたが、鳴きませんでした。遠くでイカルがたまに鳴いていました。
湿原から山道に戻り、国道を目指しました。現在は大町市になっている旧八坂村を流れる金熊川(かなくまがわ)沿いを抜けていきます。金熊川は、長野市に向かって流れる犀川(さいがわ)の支流です。川沿いに小さな畑や田んぼが続く山村です。
山道の途中のバス停で、バス待ちの方々が高年齢者ばかりだったことが気になりました。公営のマイクロバスとすれ違いました。住民の高年齢化と少子化の片鱗を感じました。この山村の住人の方々は何で生計を立てているのか気になりました。