超大国アメリカの壮大な虚構？

どうも気持ちがしっくりいかない。

あの「悪人」ビン・ラディンをとうとう発見し、銃撃戦の末に家族共々殺害したという。

９・１１への報復、死者３０００人の弔い合戦・・・

昨日はリアルタイムで送られているという急襲の映像を見入っている大統領ほかクリントン女史など主要なメンバーの写真が披露された。そしてビン・ラディンが殺害された部屋の血の惨劇の跡もー

情報を小出しにして、世界の反応を見ているような感じがある。

生け捕りにする計画もあったという。しかし、反撃されて殺したという。昔、サダム・フセインイラク大統領捕捉の時にも、隠れていたサダムを殺さずに「生きて世界にその姿を見せることによって、彼は英雄でもなんでもないことを知らしめようとした」という。

通訳のイラク人に「裏切り者」といってつばを吐きかけたという。

その姿は確かに衝撃的だった。

今回は殺害したけど、死体は空母からアラビア海に葬ったという。

死体なき殺人だ。しかも海深く沈めたという。土葬の場合、今後掘り起こしてDNA鑑定でもすれば、彼だと確認が取れるはずなのに・・・もう二度とその姿を見せることはない。

イスラム原理主義の指導者で、国際テロの首謀者。しかもアメリカの自由と繁栄の象徴エンパイアーステートビル、世界貿易センタービルと国防総省庁舎を破壊した世界同時テロ事件を命じ世界を敵にした人物。

その憎っくきビン・ラディンの映像を伝えないで密かに葬ったというのがどうも解せない。

「裏」があるのではないか？

これが事実ならば、オバマは「国民の豊かな生活の実現でも、全ての市民の平等実現でも。海外において自分たちの価値観のために戦う決意もそうです。世の中をより安全な場所にするための犠牲もそうです。
私たちにはこういうことができる。それは財力や権力のおかげだけではなく、私たちがアメリカ人たる所以です。私たちは神の下、分たれることなく、全ての人に自由と正義を与える一つの国の国民なのですから。」
と声明文を発表している。
より安全のために自由と正義と繁栄の実現のためには戦争を辞さず。

根本的に考え方の違うイスラム原理主義者にアメリカの論理が通じるのかどうか？ハムラビ法典の「目には目を、歯には歯を」が不気味な響きを放っている。

また一歩世界はとんでもない危険に晒されることになった。「まちがいない！」