とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

「語用論」

2016-11-27 07:43:17 | 国語
 きのう「語用論」を勉強した。すぐに忘れてしまうので重要な点を復習。

 私たちはきちんと文法通りに、しかも過不足なく発話しているわけではない。自分の日常会話を録音して文字におこしてみると、まったく意味不明になっている。実際の発話において、言外の意味も含めて、どのような情報が伝達されるのかを研究するのが「語用論」である。

 具体的には以下の点が対象になる。
 ・発話者の意味
 ・文脈的意味
 ・言外の意味
 ・相対的な対人関係(ポレイトネス)

 以上のことを考えるために会話における「協調の原理」というものを想定する。「協調の原理」とは、「情報を効率的に伝えるだけと想定した場合の『理想的な』発話」ということになる。「協調の原理」には4つの実践原則がある。

 ・質  嘘を言わない
 ・量  過不足ない情報量
 ・関係 関係のないことは言わない
 ・機能 わかりやすいように言う

 これらを逸脱していれば、そこには何かの言外の意味があると考え、そこに「語用論」の題材があるのである。

 今回はここまで。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする