森友学園に関する財務省の決裁文書の改ざんに関与させられ自殺した近畿財務局の職員、赤木俊夫さんの妻の雅子さんが、一連の捜査の過程で財務省が検察に任意で提出した文書を開示するよう求めましたが、財務省は文書の存否も明らかにせず、不開示とする決定をしました。雅子さんは決定の取り消しを求めて訴えを起こしますが、1審の大阪地方裁判所は訴えを退けました。しかし、先日、大阪高等裁判所は文書の存否も明らかにせず、不開示とした決定は違法だとして、取り消す判決を言い渡しました
この判決は当然と言えば当然だと思うのですが、逆に1審の判決が不自然に感じられます。
日本は司法の独立といいながら、司法が国よりになる傾向があったように感じられます。それは特に安倍政権時代が強かったような気がします。ところが安倍晋三氏が亡くなったことによって変化したような感じられるのです。安倍晋三氏の不幸な死を発端とし、統一教会問題、裏金問題、安倍派の解散と続き、政治への忖度、政治家の圧力が減ってきたのではないでしょうか。
これは怖いことです。結局は権力者が自分の思い通りにできるという国であるということなのです。
国民は裁判所もしっかりと監視していかなければなりません。日本は権力者が思い通りのなる国から脱皮しなければなりません。
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