稀勢の里が引退する。残念である。この件に関してひとつ申し上げたい。相撲界も成り立ちから考えると伝統を大切にしたい気持ちもわからなくもないが、少なくとも健康面に関しては前近代的な伝統よりも近年のスポーツ医学に依るべきである。ケガをした力士はそれに応じて休める環境を整えるべきであり、改革すべきである。。
稀勢の里は何度も横綱に挑戦しそのたびにぎりぎりのところで昇格ならず、それでも挑戦し続けようやく横綱になれた。しかしその直後に大きなケガをしてしまい、そのケガが完治しないまま土俵に上ったため満足な活躍ができなかった。結果として横綱としてはそれほどの成績を残せないままの引退だ。悔しいだろう。しかし、その強さは本物だった。大関としての成績はものすごい。史上最強の大関であろうと。その結果としての横綱なのだから胸をはっていい。
それにしても、相撲は少し前までは八百長めいたものもあったのは事実であろう。だから大きなケガは少ないし、ケガがあってもごまかしが効いた。しかし今は真剣勝負であり、大きなケガがさけられない。近代スポーツにおいてケガはつきものなのだ。
だからケガをした場合は医師の診断をもとに、ある程度の期間休めるようにする方向での改革が必要だ。どんなスポーツでも大きなケガをすれば長期間休まざるを得ない。そんな中で相撲だけが2、3場所程度の休場しかゆるされないような風潮がある。これはいけないことである。力士は無理をして出場し、さらに悪化させ、引退を余儀なくさせられる。これでは本気で相撲を取るのをやめるか、けがをして相撲をやめるかどちらかしかなくなってしまうであろう。
相撲もこれだけの人気スポーツなのだから、改革すべきことは改革しなければならない。そうしなければ、新しい血は入らない。
稀勢の里は何度も横綱に挑戦しそのたびにぎりぎりのところで昇格ならず、それでも挑戦し続けようやく横綱になれた。しかしその直後に大きなケガをしてしまい、そのケガが完治しないまま土俵に上ったため満足な活躍ができなかった。結果として横綱としてはそれほどの成績を残せないままの引退だ。悔しいだろう。しかし、その強さは本物だった。大関としての成績はものすごい。史上最強の大関であろうと。その結果としての横綱なのだから胸をはっていい。
それにしても、相撲は少し前までは八百長めいたものもあったのは事実であろう。だから大きなケガは少ないし、ケガがあってもごまかしが効いた。しかし今は真剣勝負であり、大きなケガがさけられない。近代スポーツにおいてケガはつきものなのだ。
だからケガをした場合は医師の診断をもとに、ある程度の期間休めるようにする方向での改革が必要だ。どんなスポーツでも大きなケガをすれば長期間休まざるを得ない。そんな中で相撲だけが2、3場所程度の休場しかゆるされないような風潮がある。これはいけないことである。力士は無理をして出場し、さらに悪化させ、引退を余儀なくさせられる。これでは本気で相撲を取るのをやめるか、けがをして相撲をやめるかどちらかしかなくなってしまうであろう。
相撲もこれだけの人気スポーツなのだから、改革すべきことは改革しなければならない。そうしなければ、新しい血は入らない。