嵐が活動休止するというニュースが駆け巡り、記者会見が行われ、それがワイドショーなどで取り上げられ、大変なことになっている。
その中で一人の記者に対するバッシングが生じているようである。その記者は次のように質問した。
「多大な功績を残されてきて、『お疲れ様でした』という声もある一方で『無責任』という指摘もあると思う。今回は大野さんが矢面に立つというか、悪者にされてしまう可能性もある。他のメンバーの方には区切りをつけたかったという気持ちは。」
この質問は確かに少しきびしいかなという気持ちはする。舌足らずなところがあり、失礼にも聞こえる。しかし、嵐のメンバーを責めるためにしたものではない。マスメディアとしては聞いておくべき質問であるのは確かである。これをバッシングするのはおかしい。
この記者の質問に対して、嵐のメンバーはとてもいい回答をした。歴史に残るようなすばらしい回答であった。それを引き出したいい質問だったとも言えるはずなのだ。
さらにおかしいのは、ネットで騒ぎ始めたせいか、テレビのコメンテーターもみんな同調し、その記者を攻め立てていることである。この同調圧力こそがこの国の一番悪いところだ。気に入らなければ「いじめ」のように同調圧力をかける。そして勝ち組につく。
日本はいまや日本中が村社会になり、気に入らない人間を村八分にする。そういう国から「いじめ」がなくなるはずがない。