王座戦をABEMATVで見ていました。特に知り合いでもないので藤井七冠を応援する必要もないのですが、やはり応援していました。やっぱり記録的な快挙は見てみたい。ほぼ永瀬王座が勝を手中にしていた将棋でしたが、失着があり、一気に逆転して藤井七冠が八冠になりました。藤井新王座おめでとうございます。
しかし実はこの王座戦永瀬前王座の強さが目立ちました。第三局も第四局も同じように、信じられないようなミスで負けただけで、ほとんど勝っていました。第二局も藤井八冠の入玉という戦法によって負けたので、打ちのめされたというような将棋はなかったのです。もちろん勝負の世界ですから、勝ちは勝ち、負けは負けです。とは言え、永瀬前王座の強さが印象に残る棋戦でした。
藤井八冠も安泰ではありません。永瀬九段はあきらかに強い。さらに今竜王戦を戦っている伊藤七段も藤井八冠よりも年齢が下であるのにも関わらず、勝率が以上に高い。しかもまだあまり対戦がないので、まだまだどうなるかわかりません。
将棋界はAIによって新たな局面に入りました。それは望ましい変化です。人間とAIとの向き合い方を考える一つのヒントになります。