とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

紅白歌合戦の視聴率

2024-01-04 08:15:05 | TV
 紅白歌合戦の視聴率が低く、存続の意味を疑うネット記事が出ていた。これは毎年のように出ている。私自身、紅白歌合戦はほとんど見ていないし、今年はまったく見なかった。だからどうなろうと知ったことではないのであるが、視聴率でなんだかんだ勝手な意見を言うメディアに対しては反論したい。

 視聴率は民間放送は気にしないわけにはいけない目安であるし、公共放送とは言えNHKも受信料で成り立っているのだからやはり気にしないわけにはいかないだろう。しかし誰もが気付いている通り、近年の視聴率はどんどん落ちている。ヒットドラマでも15パーセントを超えるものはほとんどない。いつも大騒ぎしている朝ドラでさえ、20パーセントを超えなくなっている。この数字の意味については詳しく分析する必要があるだろうが、少なくとも昔の基準で視聴率の数字の意味を語ってはいけないことだけは明らかである。

 数年前まで朝ドラは視聴率が20パーセントを超えるのが普通だった。しかし今や15パーセントを少し超えるのが定位置である。朝ドラの質も人気も上がっているのにもかかわらずである。他の番組でもそうであろう。大雑把に言って、20年前よりも10パーセント下がり、10年前よりも5パーセント下がっている。それを基準にして考えるべきであろう。

 『ブギウギ』の視聴率は15パーセントを少し超える程度である。と言って『ブギウギ』がひどいドラマというわけではない。質も人気も決して他のドラマよりも低いというものではない。『ブギウギ』はランキングでも常に上位にあり、現在の高視聴率番組である。すれを基準にすれば、その倍の30パーセントを取る番組はお化け番組と言っていい。紅白歌合戦は今でにお化け番組なのだ。

 紅白歌合戦を批判するならばその内容に関しての意見として発言してほしい。そこには賛否両論があるだろう。しかし努力して作り上げたものをただ数字だけ提示しておとしめるような態度は許しがたい。そういうメディアがネットに氾濫していることに対しては強く非難する
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