東京都に住んでいない人間にとって都知事選なんかどうでもいいことであった。それなのに日本中が大騒ぎをして、NHKも大河ドラマを休止して迄開票速報をする。筋が通らないことを平気でするようになってしまった。結局日本は東京のためにあることをだれもが容認し始めている事態があきらかになったのである。
国会議員もほとんどが東京都民、マスコミも東京都民。電通も東京都民。経済人も東京都民。みんなで東京だけが住みよい場所にして、どんどん相対的に地方を貧しくしていっているのであり、同時にそのことを隠蔽しているのだ。
今回の都知事選、結局は茶番劇だった。小池百合子も蓮舫もどっちも大嫌いだ。ほかにいないのかと探していたら、よくわかんないけどちょっとよさそうな元市長がいる。政治経験もあるし、まあ小池や蓮舫に投票するよりいいだろうと投票してみたら、すぐに化けの皮がはがれてしまったという結果であろう。
東京都民は「東京劇場」で暇つぶしをして楽しんでいたのだろう。いいご身分だ。
東京を解体することがこの国を救うことになるのではないかと思えてきた。