とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

日本人は働きすぎなのか(「働き方改革」とは何か)

2016-10-26 17:46:26 | 社会
 日本人は本当に働きすぎなのだろうか。昔は諸外国に比べて労働時間が長かったのは事実である。しかし2014年の年間平均時間調査によると日本人はOECD平均よりも労働時間が短いのである。あのアメリカよりも短いのだ。ドイツやフランスが極端に短いのでそれと比べれば長いのだが、今や日本は労働時間が長いとは言えないのではないだろうか。

 それともこの統計がおかしいのだろうか。日本人はサービス残業が普通になっており、それが数字として表れてこないという可能性はある。しかし、実際に日本人は昔よりも余暇を楽しんでおり、働きすぎという状態ではないのではないかという気がする。

 だとすると政府の言う「働き方改革」というのは何なのだろう。「働き方改革」というのは長時間労働の是正のためと思っていたが、実は違うところに狙いがあるのではないかという邪推が生まれる。余暇の増加による消費拡大が狙いだということを言っている人もいる。だとしたら「働き方改革」は失敗しそうだ。日本人は昔ほどレジャーにお金をかけない。バブル崩壊後、お金をかけなくとも生活は十分楽しくできることを学んだのだ。

 安倍総理のさまざまな政策はすべてが裏があるような気がしてならない。頭のいい官僚が国民をうまく「だまし」ながらことを運んでいるような気がしてならない。安倍総理自身もあまり理解していないような政策が、いや逆に安倍総理が理解できないからこそ余計なことが言われずに済んでいる政策が行われているのではないだろうか。まあ勝手な邪推ではある。
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肝付兼太さんのこと

2016-10-25 06:43:17 | 社会
 肝付兼太さんが亡くなったとのこと。残念です。

 スネ夫で有名ですが、「ドカベン」の殿馬も印象的でした。特徴的な声なので常にどこかで聞いていたような気がします。 アニメ声優としてももちろん有名ですが、それ以外の活躍でも印象に残っています。

 1975年ごろBCLという短波放送を使って外国の国際放送を聴取するのが大流行しました。私もその流行に乗り、海外のラジオを聞いていました。当時そういうBCLについての情報番組を日本短波放送が制作していました。そのDJが肝付さんだったのです。まじめで落ち着いた語り口だったので、そのギャップのせいか妙にかっこよく思えて、かるいあこがれを感じていた思い出があります。

 もうひとつ。1980年代に肝付兼太さんは劇団を作ります。その当時私は脚本家の北村想さんの大ファンでした。(今でもファンですが、)北村さんの戯曲は北村さんの主宰する劇団で上演されるのが普通なのですが、もうひとつ北村さんの脚本を上演している劇団がありました。それが肝付さんが主宰する劇団21世紀FOXだったのです。何度か舞台を見せていただきました。

 声優としてだけでもなく、他の面でもお世話になり、勝手に親近感を抱いていた方です。ご冥福をお祈りいたします。

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ドラマ『逃げるが恥だが役にたつ』の脚本家・野木亜紀子さん

2016-10-24 07:47:21 | TV
 今期、『逃げるが恥だが役にたつ』というドラマがおもしろい。(他もおもしろいのがあるのかもしれないが、チェックが間に合っていない。チェックしないまま終わるかもしれないが、その時は悪しからず。)

 新垣結衣さんがいい。新垣さんは演技がうまいというタイプの役者ではないのだが、出るドラマはとてもさわやかになる。持って生まれたものなのか、それとも彼女なりに努力しているのか、いずれにしても好感の持てる女優さんだ。

 このドラマの良さは新垣さんの魅力かな思っていたら脚本家が野木亜紀子さんという若手の実力者であることに気が付いた。野木さんは『空飛ぶ広報室』や『重版出来』の脚本家である。どちらも原作がある作品ではあるが、原作を活かしさらにおもしろい脚本に仕上げている。気の利いたセリフがタイミングよく出てくる。いい仕事をしているし、これからも楽しみな脚本家である。

 『空飛ぶ広報室』や『重版出来』もあまり視聴率があがらず、今回の『逃げるが恥だが役にたつ』あまり視聴率は高くないようだが、どれもすばらしいドラマだ。野木さんはもっと注目を集めてもいい。このドラマももっと注目されることを願っている。
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日本人はグローバルの体現した国民?

2016-10-23 13:02:48 | どう思いますか
 結論がでない思い付きの文章を書く。これから先、形のあるものにしていきたい。

 トランプ氏がアメリカ大統領候補になり、イギリスがEUを離脱した。中国が台頭し、ロシアはプーチン大統領が自国のことだけを考える政策を行う。世界はグローバリズムとは逆行する方向に進んでいるように思われる。日本も保守傾向がどんどん強くなっていて「日本会議」が台頭してきた。果たしてこのまま世界はドメスティックな方向にすすんでいくのか。

 この傾向は大きな目で見ればグローバリズムに対する一時的な反動と見るべきなのだろう。しかし、この大きな目というのはどのくらいのスパンなのかがわからない。だからこそしっかりと今を見つめなければならない。

 日本は保守傾向が進みながら、一方ではアメリカ追随のという相反する勢力が力を持っている。この2勢力が現政権を支えているのだからおもしろい。神と仏を共存させる国らしい。しかしこの曖昧性はどこまで進むのであろう。

 この根無し状態こそがグローバリズムなのだろうか。世界を見る目を育てていきたい。
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ラーメンのスープと汁

2016-10-22 16:42:55 | グルメ
 東北人にとってのラーメンと東京で食べるラーメンは基本的に発想が違うという話。

 東京のラーメンの話が雑誌などで紹介される機会が多く食べてみたくなる。実際に食べてみると、確かにおいしいのかもしれないが何かピンとこない。そのピンとこないのが何なのかと考えてみるとスープの質が違うのだ。

 東北人にとってスープはスープというよりも「汁」である。味噌汁がわりに飲むものという発想がある。だからあまりドロドロしていない。しかし東京のラーメンは濃厚なスープという印象が強い。だから一口一口味わうものだ。理屈では理解できるおだが、自分の求めているものとは違うのだ。

 私たちの舌の記憶というのは意外にはっきりと残っているようである。日常的に食べているものならばなおさら微妙な違いでもはっきり分かる。「たかがラーメン」でありながら、ラーメンには明確な舌の記憶が残り、他との違いがはっきりする。そこには自己証明的な要素まで生まれてくる。日本人が執着してしまうのはそういうことなのだろう。

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