とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

堀ちえみさん、がんばれ!

2019-04-19 18:40:52 | 社会
 堀ちえみさんが舌がんになり、無事舌を切除したと思ったら、今度は食道がんがみつかり手術を行った。以前から病気と闘いながらの生活だったらしく、どんなにつらかったのだろうと思う。想像しようにも私なんかには想像できないつらさなのであろう。

 今日、堀さんのブログを覗いてみた。苦しい気持ちを吐露つつ、最後は気持ちを奮い立たせ前向きのことばを発している。すばらしいし、感動的だ。心の底から応援したい。

 世の中にはつらい病気と闘っている人がたくさんいる。そんな人の気持ちをついつい忘れがちになる。しかしそれではいけない。多くの人が支えているからこそ自分が生きているということを忘れてはいけないのだ。

 つねに心を広げて、たくさんの人の心を感じていかなければいけない。堀ちえみさんの言葉によって私は大切なことを学ぶことができた。

 がんばれ! 堀ちえみさん。

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白鵬関のモンゴル国籍離脱は何かが変だ

2019-04-17 22:41:09 | スポーツ
 白鵬関がモンゴル国籍離脱を考えているという報道があった。私は根本的におかしいことではないかと考える。そもそも親方になるのが日本国籍でなければいけないというのが時代に合わないと考えるからだ。

 相撲は日本のスポーツであり日本の文化であるという考えは理解できる。伝統を大切にするというのもわかる。しかし、その伝統にばかり頼っていたら相撲は人気を保つことができなかった。高見山、小錦、曙というハワイ力士がいて、旭鷲山、朝青龍、鶴竜、日馬富士、そして白鵬などのモンゴル力士がいて、琴欧州などのヨーロッパ出身の力士などがいて、国際化することによって相撲は生き延びてきたのである。それなのに日本国籍にこだわるというのは、日本人の美意識に反することである。

 日本という国は、他国の文化を受け入れながら生き延びてきた国である。様々な国の文化を柔軟に受け入れ、それを日本の文化と融合させ新たな日本の文化にしてきたのだ。受け入れる度量の広さ(逆に言えば節操のなさ)が日本の根本哲学なのだ。だから白鵬は日本国籍を取る必要がない。モンゴル国籍のまま受け入れるべきなのだ。それが日本の美意識である。

 白鵬は批判されることもあるが、客観的に見れば相撲の発展のために努力してきた姿しか見えない。彼の行き過ぎた行動と報道されるものも、みんな相撲を盛り上げようとした行動にしか見えない。逆に白鵬を批判する報道の根拠は、日本人の美意識の押し売りのようにしか思えないものばかりである。江戸時代の価値観を今の時代に言われているようにしか思えない。

 変わらなければいけないのは相撲界のほうであり、白鵬ではない。
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桜田大臣って何だったんだろう

2019-04-11 19:49:30 | 社会
 桜田大臣が事実上更迭されたわけだが、多くの人が思ったのはなんでこんな人が大臣になったのだろうということである。明らかに思慮がないし、状況が理解できていない。数字にも弱いし、そういうことを自身で理解しているようにも思えない。だから慎重にもならないし、しっかりと勉強してから答弁に臨むこともない。あきらかに大臣になるべき人ではなかった。

 ウィキペディアで調べてみると、明治大学の夜間の卒業である。インテリではない。建築業界で活躍し、青年会議所、市議会議員、県議会議員を経て、衆議院議員になったようである。たたき上げの政治家という印象の経歴である。こういう政治家にはがんばってもらいたいと思ってしまう。だから大臣にしてもらえた。

 しかしやっぱりひどすぎる。結局人間を評価することは困難なのだ。

 いまさらながら人を評価することは難しいということに気付いてしまった。だから本当は人間を正しい目で評価することができる人が必要なのだ。しかしそれは本質的に無理なことなのかもしれない。安倍晋三が首相になっているくらいだから。
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書評『ノースライト』(横山秀夫)

2019-04-10 06:44:34 | 読書
 いい作品だ。この作品はかなり前に『旅』という雑誌に連載していたものを全面的に改訂して一冊の本として発表しなおしたものだという。おそらくかつて書いた作品を大切に育て、今になって完成稿としたということなのだろう。この本の題材になっている建築も、多くの人の力をかりながら、コツコツと作り上げるものだ。作り上げるという意識が、この作品の丁寧な完成度に見ることができる。いつもの警察モノとは違うという意味では新たな作品であるが、横山秀夫らしいすばらしい作品となっている。

 横山秀夫さんは警察小説というイメージがある。警察という組織の中で戦い続ける人間を描く一方で、人間ひとりひとりの過去の隠された課題が事件のカギとなるなど、プロットが素晴らしい小説を書く作家である。私はほぼすべての小説を読んでいる。日本を代表する作家である。今回は警察小説ではなく、また、大きな組織の物語でもない。はたしてどうなるかと思いながら読んでいた。前半はいつもの緊迫感がなく少し退屈したが、後半はやはりすごい緊迫感があり、加速度的に読み進める作品である。すばらしい作品だった。

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映画『羊と鋼の森』

2019-04-07 07:28:33 | 映画
 WOWOWでやっていたのを見ました。原作は読んだことがあったので大体の内容はわかっていました。どのように映画化するのかを楽しみにして見ていたのですが、映画は原作を忠実になぞりながら、そこに実際の音楽が加わり、さらにすばらしい役者が演じることによって、とてもよい作品となっていました。

 「音」をテーマにした作品で、ピアノの調律師を主人公にして、音を追求していきます。しかしその音はあくまでも人生の中の音です。その場その場で必要とされる音は微妙に違い、それを求める姿は日常を生きていく姿そのものです。

 役者さんはみんな味がありました。それぞれが誠実で好感の持てる演技をしていました。中でも姉妹役がとてもよかった。上白石萌音と上白石萌歌の実際の姉妹が演じているのですが、ふたりとも若いのにしっかりと演じています。上白石萌音さんは『ちはやふる』で少し天然ボケの呉服屋の娘役を演じているのですが、その作品でもとてもいい味を出していました。典型的な美人ということではないのですが、だれからも愛されるかわいらしさのある人です。そのうち朝ドラのヒロインに選ばれるのではないでしょうか。

 昔NHKで『四季 ユートピアノ』という調律師のドラマがありました。詩的でとても印象的な作品でした。そのドラマを思い出しました。もう一度見てみたくなりました。

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