とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

ブルックリン・ネッツ

2022-12-18 15:40:42 | スポーツ

 NBAの話。

 昔NHKのBSでNBAをたくさん放送していた。ほぼ毎日放送していて、一日2試合放送の場合もあった。冬は野球はないし、サッカーも週末にしかない。私はスポーツ中継が好きだったので、夜、NBAを見ながら酒を飲んでいることが多かった。

 当時、ジェイソンキッドという選手のファンになった。ポイントガードで、ゲームをコントロールする役割の選手である。その選手がネッツに移籍した。すると弱かったネッツがいきなり強くなった。

 その当時はニュージャージーに本拠地があった。ニュージャージーというのはニューヨークのとなりの州で、ニューヨーク圏だということがわかり、ニューヨーク旅行をして、ネッツの試合も見に行った。その試合も逆転勝ちして、そこからネッツの本格的なファンになった。

 ネッツはニューヨーク州のブルックリンに移転した。ブルックリンにも行ったことがある。強い時期もあったが弱い時期もあった。NBAのテレビ放映もNHKはやらなくなり、今はインターネット配信だけになってしまった。あまり見る機会もなくなってしまったのだが、今年渡邉が移籍したこともあり、また、メンバーもやっと本気になってきたので、ネット配信の契約をして、土日に試合のある日は見るようになった。

 昨日の試合はすごかった。後半の逆転劇は感動ものだった。渡邉も先発メンバーではないのだが、それでも大活躍だった。

 私の今年の冬はNBAにはまりそうだ。

 
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源氏物語を読む⑲「薄雲」

2022-12-17 07:23:45 | 源氏物語
 「源氏物語を読む」シリーズの19回目、「薄雲」です。自分の備忘録として書き残しておきます。

 光源氏31歳冬から32歳秋の話。この巻は登場人物の心の揺れが描かれます。

・女性の視点
 明石の君は、姫君をどうすればいいか悩みます。源氏との間の子供なのだから源氏に引き取られることもやむをないのかもしれませんが、とは言え自分のもとでこれまで育ててきた子供です。手放したくないのは当然です。姫君の将来を考えれば源氏のもとに置いたほうがいいのでしょうが、継子のように扱われるのも心配です。悩みぬいた末、結局はて姫君を源氏に委ねることを決断します。明石の姫君の心情の表現は、女性の視点が明確に表れています。当時も男性社会であったわけですが、その中で女性の視点での物語が生成しているというのは、画期的なことです。

・紫の上の心の揺れ
 明石の君と同じように、姫君をあずかる紫の上も心が揺れます。自分が生んだのはない源氏の娘を育てる気持ちはどうだったのでしょうか。紫の上は姫君の可愛らしさに魅了されていきます。このあたりの心の揺れはまさに現代小説です。

・藤壺の死
 翌年、太政大臣(頭中将と葵の上の父)が亡くなります。そして3月に病に臥していた藤壺も37歳で亡くなります。一つの物語が終わりを告げます。

・秘密がばれる
 法要が一段落した頃、藤壺の時代から仕えていた夜居の僧が、冷泉帝に出生の秘密を密かに告げたます。その時の冷泉帝の心も大きく揺れます。子供の心も大きく揺れ動くのです。
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「グローバリズム」という名の「アメリカ化」がナショナリズムを増長させる

2022-12-13 17:48:44 | 社会
 なぜ日本の軍事費を大幅に増やさなければいけないのか。世界中の国々が、「グローバリズム」と言って肯定的に受け入れていたものが、単なる「アメリカ化」でしかないことに気が付いたからだ。いつの間にかアメリカのために経済活動をしているとわかったのだ。

 日本もどんどんアメリカ化が進んでいる。スマホはアップル製かアンドロイド。教育にはアップルとグーグルが入り込み、情報も教育もすでにアメリカに支配されている。食べ物でさえ、アメリカからの輸入品が増えている。あきらかにアメリカの属国となりつつある。

 日本はアメリカと軍事同盟を結んでいるので、それを受け入れるしかないが、中国やロシアはそうはいかない。アメリカに対する恐怖心がナショナリズムを増大させているのである。

 少なくとも情報が一国に集中するようなことがないようにしなければならない。そうしなければ戦争の危険性は高まるだけのように思える。

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源氏物語を読む⑱「松風」

2022-12-11 15:19:28 | 源氏物語
 「源氏物語を読む」シリーズの18回目。「松風」です。自分の備忘録として書き残しておきます。

 光源氏は31歳。

・明石の姫君の苦悩
 二条東院が完成し、源氏は東の対には明石の君を迎えたいと考える。しかし明石入道は直接、源氏の所に行くことを躊躇する。大堰川近くの山荘を修理して娘をそこへ住まわせることに決めたという。明石の御方は父入道を一人明石に残して姫君や母尼君と共に上京する。しかし源氏はなかなか大堰を訪れない。ようやく大堰を来訪。明石の御方と3年ぶりの再会をする。そして初めて娘と出会い、感動する。一日も早く姫君を都へ迎えたいと考える。源氏は姫君を養女として育ててほしいと紫の上にお願いする。明石の君は娘を手放すことになり、苦しむ。

・紫の上の苦悩
 紫の上にとって子供ができないというのは大きな負い目である。いつか源氏は自分から離れるのではないかという恐怖を常に抱えている。それを我慢しながら明石の姫君を育てることになる。自分に子供ができないがために他の女が生んだ子供を育てなければならない。しかし子供は愛らしい。自分を殺しながら、その中でなんとか自分を生かす生き方を模索する。

・光源氏の苦悩
 自分の蒔いた種によって、愛する女性を苦しめることに苦悩する。自分勝手な男であるが、人間の欲というのはそういうものなのだろう。ディフォルメされた人間の苦悩が描かれている。


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軍縮の議論も忘れてはいけない

2022-12-10 12:29:36 | 政治
 日本政府は5年間で約43兆円の防衛費の大幅増の方針を打ち出した。GDPの2%まで到達させる規模だと言う。私は防衛費の増額は必要だと考えている。近年の中国や北朝鮮の状況を考えると、これまでと同じように考えるわけにはいかない。また、いつまでもアメリカに頼りきっていては、アメリカの属国になってまう。やはり自国の防衛は自国ですべきである。

 ただし、この防衛費の大幅増はいきなりすぎる。なぜこれまでの2倍なのか、その根拠が明確でないままただ金額が出され、それがあまり批判がないまま突然出されたという印象である。しかも、その後もしっかりとした議論もない。逆に議論をしかけるとその政党は国賊だとばかりバッシングを受ける雰囲気だ。自由な言論が奪われているという雰囲気だ。

 さらにはその財源の問題もある。いったいどこからお金をもってくるのだろう。私は常々日本の教育予算の低さについて言ってきた。教育予算を増やさないかぎり日本は沈没してしまう。教育予算こそ2倍にしてほしい。しかしこれだ防衛費が増えるということは、またまた教育予算は後回しになるのはあきらかだ。いやそれどころか、減らされる恐れさえある。

 そしてもっと大切な軍縮の議論が完全に消えてしまった。このまま各国が軍拡を続けていれば、いつかはどこかで取り返しのつかない事態が起きてしまう。

 現実的な現在の対応も大切だが、未来の対応もしっかりとしていかなければならない。そのためにもみんなで冷静な議論をすることが必要である。
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