世界の街角

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「ベトナムの風に吹かれて」

2017-02-26 10:00:34 | 日記
昨2月25日、松江テルサにて松坂慶子が主人公を演ずる映画”ベトナムの風に吹かれて”を鑑賞した。主人公(みさお)は若い時に憧れていたハノイで日本語教師を務めている。父の死去を契機に認知症の母を葬儀の後、ハノイに連れて戻った。地元の人々助けを受け、悪戦苦闘の介護を続ける”みさお”の物語である。観た感想は、何を訴求するのか、何を訴えたいのか焦点ボケの印象である。
この映画を観たいと思ったのは、2013年に半年間ハノイに滞在しており、スクリーンに現れる観光地なり、物語の舞台として現れる街並みに懐かしさを覚えたからである。タイ湖(西湖)もスクリーンに現れたが、そのタイ湖の畔に建つサマーセットに滞在していた。
”さゆり”と母がシクロで街並みを巡るシーンがある。ホアンキエム湖の小島に建つ玉山祠にある大亀の剥製。

ホアンキエム湖周辺ではハノイ大教会の全景が映し出されている。ホーチミン廟やタンロン城もタイ湖に向かう車窓風景として出てくる。


タイ湖の畔に鎮国寺が建ち堂塔が並ぶが、そこでのワンシーンも観られる。
”みさお”が日本語教師を務める場面は、ハノイ国際貿易大学構内の日本語センターであった。
ここには少なからぬ日本語図書も蔵書され、一般向けに貸し出しも行っていた。半年の滞在中3度貸し出しを受けた記憶が蘇ってきた。いずれにしても懐かしさを思い出させる映画であった。