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改装前後で大きく異なった点は、改装後に古陶磁類の展示が大幅に増加したことである。今回はランナー特に、チェンマイの南部に位置するウィアン・クムカムとウィアン・ターカン遺跡出土の中国陶磁を紹介する。
ボード記載の如く、ウィアン・クムカームとウィアン・ターカン遺跡出土の中国陶磁が紹介されている。これらはタイ湾を北上し、チャオプラヤ河からピン川を遡上して、ランナーに運ばれた可能性を完全否定しないが、雲南からの南下と安南からラオス経由でもたらされた可能性が高いと考えている。
写真は、チェンマイ民族博物館に掲示されている中世の交易路である。図中、青色で囲ったルートを経由して中国陶磁が伝来したであろう。
1.青花碗 景徳鎮 明 17世紀
2.五彩碗 景徳鎮 明 17世紀
3.青花杯 景徳鎮 明 17世紀
4.青花瓶 景徳鎮 明 17世紀
5.青花瓶 景徳鎮 明 17世紀
6.青花碗 景徳鎮 明 17世紀
7.五彩碗 景徳鎮 明 17世紀
8.青花杯 景徳鎮 明 17世紀
9.青花碗 景徳鎮 明 17世紀
10.青花碗 景徳鎮 明 17世紀
11.五彩碗 景徳鎮 明 17世紀
12.青花碗 景徳鎮 明 17世紀
13.青花皿 景徳鎮 明 17世紀
14.青花皿 景徳鎮 明 17世紀
15.青花皿 景徳鎮 明 17世紀
以下、何れも産地は景徳鎮で明代17世紀の青花ないしは五彩磁器である。
これらは何れも一般庶民用途ではなく、貴族が用いたものと思われる。次回は北タイ陶磁の展示品を紹介する。
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