世界の街角

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ロッブリー:プラナーラーイ国立博物館(3)

2018-07-08 08:56:42 | 博物館・タイ

<続き>

昨日Kala Shrineの”横たわるビシュヌ”を彫像したリンテル(楣石)は、涅槃像か単なる横臥像かは不明と記載した。

クメールでは”横たわるビシュヌ神像”は、半ば常識のようである。通常この像は、ナーガの背に横になり瞑想している・・・とのことである。ビシュヌは世界が悪からの危機にさらされた時、眠りから覚めて救済のため、様々に化身して地上に現れると云う。釈迦の涅槃像以上の御利益がありそうだ。

以下、展示陶磁器類を紹介するが、順不同な点お断りしておく。

青花花卉文蓋付壺 アユタヤ朝 17-18世紀

朱印船貿易により、アユタヤ朝に持ち込まれた伊万里焼である。伝世品か発掘品か知らないが完品である。

明時代の龍泉陶磁・景徳鎮陶磁

宋磁 11-14世紀

上掲3葉の写真はクメール陶磁で、いずれもよく目にすることができる。

<続く>

 


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