<続き>
長らく中断していたが再開する。今回は埴輪と竈(かまど)・甕(かめ)・甑(こしき)を紹介する。
屋根の棟部分が両端で衝角(しょうかく)のように突き出ている。そのため棟が長く軒が短い逆台形の屋根を持つ家形埴輪で、床は土間式となっている。高床式ではないが、当時に在ってはこれが一般的な建物であったと思われる。高床式建物では冬季の寒さに耐えられない。
人物埴輪とあるが、これは円筒埴輪の変形版であろう。
移動式の竈である。上掲のように使われていたであろう。甕に水をいれ、それを沸騰させて甑にいれたコメを蒸して食した。コメは赤米であったろうか。いわゆる強飯(こわいい)であり、これを手食したものと思われる。
<続く>
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