過日、日本では宋古録(スンコロク)と呼ぶ、シーサッチャナーライ窯の盤が出品されていた。陰刻の宝相華文は数量的にはメジャーではないが、シーサッチャナーライを代表する文様と云っても大袈裟ではなかろう。最終的な落札価格まで確認していないが、途中経過をみていると1万円ソコソコであったか。
焼成台の目跡、胎土の土味いずれも約束事に適っている。文様の数がけっして多くはないことから、1万円程度であれば買い物である。
いずれにしても、ネット・オークションに醜い倣作が横行している中、本歌を見るのは嬉しいことである。
<了>
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