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今回は亀井家別邸・温故館の展示物の一部を紹介する。場所は津和野の南郊である。
大名と云えども5-6万石であれば、この程度かと思わせるが、残存していることは素晴らしいことである。
館内展示物は撮影禁止と知ったのは、以下の2葉を写した後だった。受付で示したところこの2葉はOKだが、以降慎むようにとのこと、従って2葉のみの紹介である。
参勤交代時、大阪から伏見まで淀川を遡った。其の時の屋形船で姿形がよかったことから、幕府に用いられたそうである。
秀吉に仕えた玆矩(これのり)を祖とする亀井家は、玆矩の海外飛躍をする夢を形が異なるとは云え、朱印船貿易でシャムと交易を行った。幕末に人材教育に力点をおき、森鴎外や西周などの海外留学者を輩出したことは、玆矩の夢の再来であろうか?
<了>
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