<続き>
蛇行鉄器は騎馬民族の持ち物以外の何物でもない。北部九州と大和、なぜか関東で出土する。関東は渡来民族の集住地ではあるが・・・。
下のパネルは朝鮮半島南部の出土地を記しているが、当然のこととして半島北部から南下したものである。
江上波夫氏の騎馬民族渡来王朝説は考古学的には、氏の説と墳墓の発生や出土遺物の関係から否定されているが、この雄大な論説には惹かれるものがある。緻密な論証を抜きにして、蛇行鉄器のような騎馬民族の持ち物が出土することは、倭王権にとって変わったかどうかは抜きにして、騎馬民族が渡来したことは否定のしようがない。
今回で福津市歴史博物館の展示物の紹介を終える。
<了>
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