う~ん! ものを見ずして外乱に惑わされる、と云うほどでもないが、次の出品物が気になる。『タイ古※器 サ※※ンペン 青※※耳壺』の名で出品されている。
サンカンペーン窯の壺と云えば鉄釉による黒褐色に発色した壺が多く、時たま写真のような青磁釉の壺が存在する。そのような希少な壺が、連続して出品である。
この壺も見た目は本歌のように見えるが、つい先日もこの壺と同じような壺が出品されていた。黒褐色釉の壺も入れれば、ここ2ー3カ月で5-6点の集中した出品である。下衆の勘繰りであろうが、こんなに集中して出品されることじたいが信じがたい。当該ブログをUpdateしたのは、2014年からであるが、このような集中出品は今回がはじめてである。
モノを再度みると、貫入に土銹を見ない。この手の壺は伝世品はほぼ皆無で、出土したものがほとんどである。600年は土の中で眠っていたからには、それなりの土銹を見るのが普通である。これも君子危うきに近寄らず・・・であろう。
<了>
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