桜井市の稲渕の谷間を横切り男綱、柏森には女綱が渡らされている。現場には行っていないが、その勧請縄が明日香民俗資料館に展示されていた。
そこにはカンジョウカケとして由緒等が説明されているが、龍神ニ神のシンボル、無病息災、陽物を新婚家庭に持込み・・・云々は、後世の付会であろう。何時の頃から当該行事(祭事)が行われているか、そのことについての説明はない。
この勧請縄は結界以外の何物でもないと思われる。この勧請縄は稲渕集落の入口と出口に渡たらされてる。
結界としての勧請縄の歴史は古いと思われ、それは雲南から北タイにかけての少数民族の習俗と底流で繋がるものと思われる。
<了>
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