<続き>
津屋崎古墳群からの出土品の内、前回に続いて勝浦峯ノ畑古墳の出土品と勝浦井ノ浦古墳の出土品を紹介する。
津屋崎古墳群の中から、前回は勝浦峯畑古墳の出土品を紹介したが、以下の装飾品類も当該古墳の出土品である。その出土量は半端な数ではなさそうだ。
以下、勝浦井ノ浦古墳の出土品である。
挂甲小札(鎧のパーツ)や馬具、鉄製武器が出土している。当該宗像地域は、古墳時代中期にいたると朝鮮半島南部と関連する遺構や遺物が多々出土する。
竈(かまど)を伴う竪穴住居やオンドル状遺構を伴う竪穴住居、鍛冶工房などが現れ、陶質土器や移動式竃が出土する。この状況から朝鮮半島の新たな生活様式や技術の伝播が分かる。竪穴外排水溝を伴う竪穴住居が出現するが、それは全羅道(馬韓)の集落遺跡の特徴で、馬韓系の人々の渡来を示している。
この事は次回も、遺物を示しながら記してみたいと考えている。
<続く>
おはようございます。コメント有難うございました。今後もよろしくお願いします。
資料館展示物の説明など、とても詳しく勉強になります。
出土品から昔の人々の生活を想像するだけでも、ワクワクします。
亀さん更新なのですが、どうぞよろしくお願いします。