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野洲市小浜町の勧請縄にビックラ仰天

2020-03-04 08:11:55 | 道祖神・賽の神・勧請縄・山の神

2月22日から26日にかけ4泊5日で南大阪、奈良、京都、滋賀に出掛けた。弥生遺跡や勧請縄・山の神を見たいがためである。形而上的なことについては、オツムが弱いせいか興味がないが、形而下的な肖形物には興味津々である。

今回、滋賀の野洲市小浜町で見た勧請縄は、ビックリで身震いするほどの感動を受けた。その小浜町は小さな集落であるが、西北の端に天満宮の勧請縄、東南の端に八幡宮の勧請縄が掛かっている。まさに集落の境を示す結界に他ならない。

先ず天満宮の勧請縄と八幡宮の勧請縄を順にご覧頂きたい。

天満宮・勧請縄の中央に竹の枌で網の目のように編んだ『鬼の眼』があるではないか。北タイでみるターレオ(鬼の眼)とそっくりである。次は八幡宮の勧請縄である。

鬼の眼の中には杉であろうか檜であろうか、その小枝がはさまれている。時間が経過し茶色がかっている。この勧請縄が架け替えられるのは毎年1月初めとのことである。

北タイで集落の出入り口に掛かるターレオ(鬼の眼)は、チェンマイ県オムコイ郡の山中でみた。そこはモン(Hmong)族集落の入口である。その集落へ行く途中に四駆のなかから写した写真が下で、残念ながら鬼の眼は写っていない。

鬼の眼の形もほぼ同じ、結界で異端者の侵入を見張る目的も双方同じである。これをどのように捉えればよいのか?・・・倭族と北タイ少数民族の根源(本貫)の地は隣接していたと考えられる。

<了>

 


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