ワット・マハータート、ワット・ラーチャブラナから発見された宝物(金製品)を展示する特別な部屋がある。館内は撮影を許可されているが、この部屋は撮影禁止である。ここで展示されている金製品群は日本でいえば国宝であろう。昨年、九博と東博で『~仏の国の輝き~タイ特別展』が開催され、その眼玉として展示された品々である。当館のガイドブックを購入したので、幾つかを紹介する。先ずは、仏像や彫像類を紹介するが、当該ブロガーの関心外であるので、特に詳細な解説は記さない。
キャップションを見忘れたが、いかにもクメール様式の仏頭にみえる。
仏陀座像 青銅 スコータイ様式 13-14世紀
門扉 アユタヤ様式 ワット・プラシー・サンペット 16世紀
寺院切妻装飾・ガルーダに載るビシュヌ アユタヤ様式 17-18世紀
仏陀座像 クメール様式 12世紀
門扉 アユタヤ様式 17-18世紀
仏陀座像 クメール様式 11世紀
砂岩製の2体のクメール様式の仏陀座像は、いずれもアユタヤの寺院から出土している。クメールの西の拠点・ロッブリーのみならず、アユタヤからも出土している。アユタヤもまたクメールの支配下にあったことになる。
<続く>
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