今年もいくつかの通級指導教室が開設されて、それら全てが発達障害の通級指導教室でした。言葉の教室やきこえの教室は全くと言っていいほど増える気配を見せなくなり、発達障害の通級が「通級指導教室」のスタンダードになりつつあるようです。特別支援教育総合研究所での「障害種別の廃止」があってから既に数年が経ちましたが、通級の世界も障害による区分けをしないで統合してしまおうという考え方が提案されるようになってきたようです。現実、言葉の教室に通ってきている子どもたちの半数以上が「発達障害系」です。また、「特別支援学級」の方にも「発達障害」の子どもが少しずつ入ってくるようになったとも聞いています。発達障害という分野も専門性を必要とする分野ですが、言語・難聴の分野もまた別の専門性を必要とすることに違いはありません。「言葉」の障害にはいろいろな要素が絡み合っていることが多いので、言葉は「言葉」の教室へというような単純なものではないのです。担当者が全ての障害について専門性を高めればすむことですが、それには無理が生じてくるわけです。例えて言えば、内科のお医者さんに歯科と脳神経外科と…というように全ての病気を診てくれと言っているようなものです。しかし、時代は、そして何よりも世間は学校に全てを求めてきます。オールマイティな先生を求めているのです。
通常の学級にいる先生方にも大学で学んでこられた「専門科目」があります。中学・高校の先生はもちろん、小学校の先生にも。私も教科で言えば「理科」ですし、もっと細かく言えば「植物」更に言えば「高山植物」が専門です。大学教授のごとき高度な専門性はありませんが、「ご専門は?」の問いには「理科」と「幼児教育」と答えています。つまり、「通級指導」でも「特別支援教育」でもないのです。これらは教職に就いてから学んで自主的に身につけた内容であり、専門的に勉強はしていてもそれらの大学で学び直して「免許」を取ったわけではありません。でも、これまでの経験の中で学んだ知識と技術は今、「通級指導教室」の中で活かされています。勿論、発達障害についても自分なりに勉強して、知識としては持っています。ですが、残念なことに、人にはそれぞれ得意分野とそうでない分野があり、キャパシティも違うため、全ての先生に同じように専門性を求めることは不可能なのです。お医者さんが専門外のことについては紹介状を書いてくださるように、私も専門外の内容についてはそのことをよく知っている人を紹介するようにしています。それもまた一つの専門性です。そこで他の教室や先生方との連携が生まれて、特別支援の輪が「コーディネート」されていくのです。
これからも発達障害の通級指導教室はどんどん作られて、いつかどの学校にも必ず設置されていくのではないかと思っています。そんな時代になっても「言語障害」のことについては「夢野翼」に聞け!と言われるようになりたいですね。今日から3週連続、運動会観戦シーズンに突入です!日に焼けながら、みんなの応援をしながら、「言語」のスペシャリストを目指すぞ!という思いを新たにした私でした!!
通常の学級にいる先生方にも大学で学んでこられた「専門科目」があります。中学・高校の先生はもちろん、小学校の先生にも。私も教科で言えば「理科」ですし、もっと細かく言えば「植物」更に言えば「高山植物」が専門です。大学教授のごとき高度な専門性はありませんが、「ご専門は?」の問いには「理科」と「幼児教育」と答えています。つまり、「通級指導」でも「特別支援教育」でもないのです。これらは教職に就いてから学んで自主的に身につけた内容であり、専門的に勉強はしていてもそれらの大学で学び直して「免許」を取ったわけではありません。でも、これまでの経験の中で学んだ知識と技術は今、「通級指導教室」の中で活かされています。勿論、発達障害についても自分なりに勉強して、知識としては持っています。ですが、残念なことに、人にはそれぞれ得意分野とそうでない分野があり、キャパシティも違うため、全ての先生に同じように専門性を求めることは不可能なのです。お医者さんが専門外のことについては紹介状を書いてくださるように、私も専門外の内容についてはそのことをよく知っている人を紹介するようにしています。それもまた一つの専門性です。そこで他の教室や先生方との連携が生まれて、特別支援の輪が「コーディネート」されていくのです。
これからも発達障害の通級指導教室はどんどん作られて、いつかどの学校にも必ず設置されていくのではないかと思っています。そんな時代になっても「言語障害」のことについては「夢野翼」に聞け!と言われるようになりたいですね。今日から3週連続、運動会観戦シーズンに突入です!日に焼けながら、みんなの応援をしながら、「言語」のスペシャリストを目指すぞ!という思いを新たにした私でした!!