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段位を簡単に取ることができる現行の制度は果たして意義はあるのでしょうか?武道の段位は歴とした資格です。履歴書に特技として記入する資格となるのです。その中でも剣道の神髄を集めた日本剣道形を、その心も宿さず形だけ真似ることに意義はあるのか?よほど常日頃師匠が厳しく心構えを指導していればともかく、大抵の場合、実技や試合に関する練習がほとんど。形の稽古を位置付けている道場は果たしてどのくらいあるのだろう?
今、初段女子の最後の集団が審査中。年齢が高い人達の形にはやはり重みがある。そして続く初段男子の13歳組み。軽い!年齢と経験からくる重みが全くない!せめて長男には、私の師匠の教えを伝えておいて良かったと、今、心の底から思った次第です。