我が師、範士九段鷹尾敏文先生の剣道の教えを我流で書にしたためてみました。子どもの名付けの時以外でまともに書道の筆を持ったのは教育実習の時以来かもしれません。20年ほったらかしだった私の書道具は、久々の主の使用に耐えられる状態ではなかったようです。既に腰はなく、筆のまとまりも悪い。まぁ、腕もたいしたことはないけど、とりあえず学生部門の頂点までは行ったので、書けないわけではないと勝手に自己満足しながら出来上がりを並べてみました。やはりたいしたことはない。でも、字のうまい下手より、今回久々に筆を持って、何故か宮城道雄の越天楽変奏曲のレコードをかけながら正座して書を書くという行為が、とても清々しく感じられました。師の教えと共に、守り伝えていきたい日本の伝統ですね。今回のお題は師の教えの3大要素「剣心活人」「経文緯武」「直心是道場」です。表装するほどのものではないけど、ちょっと見られるように額装しようかな?
2012年の幕が開きました。と言っても1日経ってしまいましたが。自分の部屋は全く片付かず新年を迎えた2012年。先が思いやられます。年賀状だけはギリギリ間に合ったかなと思うのですが、喪中葉書が来ている人に気づかずに出してしまい、一日早々から失敗にめげております。こんなことでいいのか?というスタートになってしまいました。年末もテレビつけっぱなしの状況でいつ年が変わったのかも分からず、体の調子も優れず、終わりも始めも全てが悪いことの連続で、こんなことではこの先が本当に心配な2012年の幕開けでした。何か、負の連鎖が起こっている気がする新年です。これを断ち切らんと考えて、この冬の間にいろいろと行ってから3学期を目指すつもりです。まずは、明日、と言っても日付が変わってしまったので既に今日のことですが、午前中に書き初めをしようと考えています。前々から鷹尾先生の教えである剣道の心構えを筆で書いておきたいと思っていたのです。家の「剣道の間」に飾ってある鷹尾先生の「正眼の構え」のお姿と共に、書を飾りたいと思い、条幅の紙を用意しました。朝になったら墨を擦って頑張ってみたいと思います。うまく出来たらここにアップしようかな。子どもたちにも伝えておきたい言葉ですから。