夢の翼with皇大26期生のブログ

私と関わる全ての人たちが繋がりあえるように、大学時代の思い出から現在の環境までをまとめて1つのブログにしちゃいました。

こだまブログ24始めました。

2012-04-24 10:53:15 | 教室経営
 今週から「こだまブログ24」という取り組みを始めました。この学校では初めて取り組みます。これは各学校に配備されているパソコンに必ず導入されているソフト「キューブきっず3」の「掲示板機能」を使った取り組みです。文を作る(構文学習)、自分の文を読んで(構音訓練)音声ファイルとして残す(音声資料制作)、他の人の意見を読んで自分の意見と比較する、他の人に向けて自分の思いを伝える(双方向コミュニケーション)。小さな取り組みですが、こんなにもたくさんの学習ができる優れたツールです。しかも、これだけでは済みません。このソフトは校内LANを使って全ての教室や職員室とつながっているので、どのパソコンからでもアクセスできます。職員室の先生方はもちろん、コンピュータ室での学習でも、「こだま教室」の取り組みの一端を知ることができるのです。校内LANなので、校外には出すことができませんが、その取り組みの結果は、毎週授業後に担任の先生宛にメールでお知らせしていきます。もちろん、コンピュータばかり触っているわけにも行きませんので、毎週確実にこの取り組みが出来るとは限りませんが、子供達の書き込みや反応があるときは少しでも時間を費やしていきたい取り組みです。「鉛筆で紙に書けばいいじゃないか!」というご意見をいただいたこともありますが、私がパソコン(キーボード入力)にこだわるのは、次の様な理由からです。「こだま教室」の授業は「書き方」や「国語」の授業ではないからです。「書き方(書写)」や「国語」の授業だと、文字の上手さ、きれいに書くこと、などに時間を費やさなければなりません。美しい日本語といつぞやの総理大臣も仰っていましたが、美しく書く、上手に書く、丁寧に書くことはとても大事なことです。でも、この教室では「コミュニケーション」「相手に自分の意思を伝えること」を最重要課題とする子供達が集うのです。文字の上手・下手にこだわっていたのでは先に進みません。その点、キーボードを使って文字を入力するのは、慣れてしまえば素早く文字を打ち込むことが出来、誰にでも読める美しい文字で表現され、漢字の構成を苦手とする子供であっても、正しい漢字を選ぶだけで、正確に自分の意思を伝えることが出来ます。技術の革新は生活を便利にしてくれます。文字を書くことが苦手だった子供達も、これを使うことで自分の不得手なことを解消して思いを伝えることが出来るわけですから。でも、いくら便利になっても、思いを言葉にして表すのは人間の頭の中でしか出来ません。思いはあるけど、どう言葉に表したらよいかわからない、そんな子供達に、短くても知っている単語を適切につないでいけば、相手に伝わる文が書けることを、この「こだまブログ24」で学んでいってもらえればと思います。
コメント
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