私が敬愛し、是非とも結婚式の仲人をとお願いし、我々二人が片や新人教頭として、片や新卒採用として共に正色小学校に着任してから32年来のお付き合いとなる大先生A氏。退職してから環境の良い土地へ引っ越したり、さらには大好きな釣りをするために知多半島に別荘を借りて悠々自適に暮らしている素敵なご夫婦だ。
そのA 氏から、別荘へ招待されたので行ってきた。
南知多町。同じ愛知県にありながら、遠かった~。隣町は師崎(もろざき)じゃん!端っこもいいとこだ!海にも山にも歩いて行ける絶好の立地に別荘はあった。なんて素敵な所だろう!話に聞くと奥様の方がここでの生活にはまっているとか?周りの人に魚の釣り方を教わり、イワシをたくさん釣り上げて、自分で裁いて南蛮漬けを作ったからと、到着早々お土産を渡された。A氏も自分が釣った魚で昼をもてなす予定だったが、一匹も釣れず、まずは3人で海の幸を戴きに近くのレストランへ行こうと庭先の駐車場へ出たとき、A氏が見せたかった蝶「アサギマダラ」が飛んできた。A氏はアサギマダラをおびき寄せるために、庭にたくさんの「フジバカマ」を育てていた。
藤袴を好んで餌にするには訳がある。藤袴には毒があり、その毒を身体に染み込ませることで、天敵から身を守るのだそうだ。
藤袴を好んで餌にするには訳がある。藤袴には毒があり、その毒を身体に染み込ませることで、天敵から身を守るのだそうだ。
渡りをする蝶として有名で、昔、中学の教科書で読んだ記憶のある「アサギマダラ」が、この知多半島南知多町にも渡ってくることが分かった。三重県の度会町?でも確認されたらしい。この日はとても天気が良く、近場の山の上の公園からは三河湾はもちろん、反対側の伊勢湾にも答志島が見える。
蝶の飛行ルートなのだろう。
蝶の飛行ルートなのだろう。
元々理科教育のスペシャリストであるA氏と私。自然科学のこととなると時間を忘れて熱中する癖がある。奥様に声をかけられるまでひたすら蝶を観察する2人。公園から降りて別荘に戻っても、また蝶に遭遇した。
A氏曰わく、こんな風にたくさんの蝶に出くわすことは、ここに住んでいても無いことだという。見られないことも多いらしい。到着して早々に「アサギマダラ」に出逢う、か・・・。私は運がいい。フッ!どこかで聞いた台詞だな!
A氏曰わく、こんな風にたくさんの蝶に出くわすことは、ここに住んでいても無いことだという。見られないことも多いらしい。到着して早々に「アサギマダラ」に出逢う、か・・・。私は運がいい。フッ!どこかで聞いた台詞だな!