2学期に入って、剣道部の練習が再開され・・・るにはされたのだが、今月末は運動会。6年生しか在籍していない我が部なので、運動会の応援団の練習が始まると、部活動にならない。活動場所である講堂は応援団が使うし、何と言っても部員のほとんどを応援団に取られてしまう。まぁ、今月は試合や昇級試験があるわけでもない。運動会前に怪我でもさせると、最後の運動会を楽しめなくしてしまう。講堂の暑さで熱中症になられても困る。そこで、エアコンの効いた通級教室で、ありとあらゆる筋トレグッズを持ち込み、参加できる者だけで筋トレをすることに。それだけではなく、抽選で1名様に、剣道に関する書籍を読んで感想文を書いてもらうこととした。
じゃんけんで負けた順に好きな筋トレグッズを選んでいく。当然の如く、筋トレグッズに飛びつく男子達。読書感想文なんて「いやなこった!」と言わんばかり。そして、最後までじゃんけんに勝ち続けてしまった「幸運な」部員が決定した。恐らく部員内で1番真面目で、1番賢い、読書感想文が一番似合いそうな女の子・Sさん。狙ったわけではなく、彼女に当たるといいな、と監督自ら思っていた通りになり、ちょっと驚いているくらいだ。みんなが「絶対嫌だ!」と思っていた読書感想文。段ボール箱から取り出された本は、何と!漫画「六三四の剣」全24巻であった!きっと分厚い剣道の本だろうと思っていた男子部員達は仰天!「そりゃぁそうだよ。君たちにそんな専門書とか、宮本武蔵の『五輪の書』とか、読めるわけがない。読ませるわけがない。」とあっさり私。渡されたSさんはにっこり。真剣に読み始めた。
しかし、どうせならみんなに「六三四の剣」を読ませたい。だが、本は時間が掛かる。1日に1冊半が限界だ。そこで、筋トレの最中にBGMの様に流すものを決めた。アニメ『六三四の剣』である。多少オリジナルな部分もあるが、原作とさほど違わない。全話持っているDVDを放映しっぱなしで進めた。アニメを見ながらちゃんと筋トレを進める者、アニメに集中して筋トレがお留守になる者、アニメの場面場面にいちゃもんをつけたがる者、色々な子どもがいる。普段の生活や、部活の中だけでは分からない性格が良く見抜ける。こちらが参考になった。
2日目の練習。突然、5月に1回来ただけの「幽霊部員」が嬉しそうな顔をして練習にやって来る。講堂での練習には体力も技術も全くついてこれずに、3年間ずっとサボり続けたT。「何をしに来た?」という私からの冷たい一言に流石に慌てて弁解する。「いやぁ、あの~、今までサボっちゃってすみません!!一度ちゃんと話した方がいいかな?と思って!」あまりの軽い口調に流石の私もいらだちを隠せない。叱られているという気持ちさえもてない様子。何故サボっていたのか、今までサボっていたことを親は何と思っているのか、今後どうしたいのか。立て続けに問答責めにされたTはしどろもどろになって、何と答えて良いか分からない。「他の部員達に今月の練習内容を聞いて(涼しい部屋でアニメが見られる!)と思ったから来たのだろう?」と聞くと図星である。防具を着けると5分と保たない。体力もなければ、厳しい練習に頑張ろうという気概もない。遅かれ早かれ、サボるようになるだろうと予想していた子だ。周りがどれだけ励ましても、声を掛けても、全くの『お調子者口調』で、大人を平気で欺いたつもり。今までの件を水に流し、練習に参加することを確約し、この上で最後通告までして、今後1回も休ませないようにすることができるかどうかは分からないが、全員の前で誓わせた以上、彼も他の部員を裏切ることはできないであろう。アニメを餌に、とは言いたくないが、厳しい筋トレに精を出してもらおう。我が部は「最後まで参加した者のみ」が、私の手作りのアルバムと鳴海絞手拭いがもらえることになっている。1枚増えるか減るかはTの努力次第。
漫画もDVDも同じくらいのスピードで進行している。もうすぐ前半の山場、とっちゃの・・・・。みんな泣かずに見られるか?
じゃんけんで負けた順に好きな筋トレグッズを選んでいく。当然の如く、筋トレグッズに飛びつく男子達。読書感想文なんて「いやなこった!」と言わんばかり。そして、最後までじゃんけんに勝ち続けてしまった「幸運な」部員が決定した。恐らく部員内で1番真面目で、1番賢い、読書感想文が一番似合いそうな女の子・Sさん。狙ったわけではなく、彼女に当たるといいな、と監督自ら思っていた通りになり、ちょっと驚いているくらいだ。みんなが「絶対嫌だ!」と思っていた読書感想文。段ボール箱から取り出された本は、何と!漫画「六三四の剣」全24巻であった!きっと分厚い剣道の本だろうと思っていた男子部員達は仰天!「そりゃぁそうだよ。君たちにそんな専門書とか、宮本武蔵の『五輪の書』とか、読めるわけがない。読ませるわけがない。」とあっさり私。渡されたSさんはにっこり。真剣に読み始めた。
しかし、どうせならみんなに「六三四の剣」を読ませたい。だが、本は時間が掛かる。1日に1冊半が限界だ。そこで、筋トレの最中にBGMの様に流すものを決めた。アニメ『六三四の剣』である。多少オリジナルな部分もあるが、原作とさほど違わない。全話持っているDVDを放映しっぱなしで進めた。アニメを見ながらちゃんと筋トレを進める者、アニメに集中して筋トレがお留守になる者、アニメの場面場面にいちゃもんをつけたがる者、色々な子どもがいる。普段の生活や、部活の中だけでは分からない性格が良く見抜ける。こちらが参考になった。
2日目の練習。突然、5月に1回来ただけの「幽霊部員」が嬉しそうな顔をして練習にやって来る。講堂での練習には体力も技術も全くついてこれずに、3年間ずっとサボり続けたT。「何をしに来た?」という私からの冷たい一言に流石に慌てて弁解する。「いやぁ、あの~、今までサボっちゃってすみません!!一度ちゃんと話した方がいいかな?と思って!」あまりの軽い口調に流石の私もいらだちを隠せない。叱られているという気持ちさえもてない様子。何故サボっていたのか、今までサボっていたことを親は何と思っているのか、今後どうしたいのか。立て続けに問答責めにされたTはしどろもどろになって、何と答えて良いか分からない。「他の部員達に今月の練習内容を聞いて(涼しい部屋でアニメが見られる!)と思ったから来たのだろう?」と聞くと図星である。防具を着けると5分と保たない。体力もなければ、厳しい練習に頑張ろうという気概もない。遅かれ早かれ、サボるようになるだろうと予想していた子だ。周りがどれだけ励ましても、声を掛けても、全くの『お調子者口調』で、大人を平気で欺いたつもり。今までの件を水に流し、練習に参加することを確約し、この上で最後通告までして、今後1回も休ませないようにすることができるかどうかは分からないが、全員の前で誓わせた以上、彼も他の部員を裏切ることはできないであろう。アニメを餌に、とは言いたくないが、厳しい筋トレに精を出してもらおう。我が部は「最後まで参加した者のみ」が、私の手作りのアルバムと鳴海絞手拭いがもらえることになっている。1枚増えるか減るかはTの努力次第。
漫画もDVDも同じくらいのスピードで進行している。もうすぐ前半の山場、とっちゃの・・・・。みんな泣かずに見られるか?
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