夢の翼with皇大26期生のブログ

私と関わる全ての人たちが繋がりあえるように、大学時代の思い出から現在の環境までをまとめて1つのブログにしちゃいました。

LD(学習障害)読字障害の方の気持ち

2019-11-18 05:45:48 | 教育・躾全般
 片眼視力を失ってから、生き残っているもう片方の視力が非常に不安定で困る。あるときは裸眼でも0.7~1.0見えるかと思えば、またあるときは0.3さえぼやけて見えるときもある。視力のばらつきがひどいので、眼鏡を沢山もっている。1つの眼鏡では対応できないのだ。遠くにピントを合わせたい時は乱視用のレンズだけでくっきりはっきり見える。しかし、中距離・近距離・手元となってくると、度付きレンズが必要になる。パソコン仕事用には焦点距離に合わせて3本。職場や家での中距離用は各1、運転用は卵子の眼鏡を1本。そして遠近両用1本。老眼鏡を3本。合計10本。眼鏡だらけ・・・。極力必要ないときは眼鏡をかけない生活をしている。
 片眼だから当たり前だが、眼精疲労は半端じゃない。疲れが溜まってくると、文字を読むのが億劫になる。ハ○キルーペのCMじゃないけど、文字が小さすぎて読めない!と投げ飛ばしたくなってくる。特に疲れがひどく溜まってくると最近よくあることなのだが、文字を読み間違えることがよくある。しかも、普通の読み間違えではない。大きく読み間違えるのだ。タイトルに使った写真は我が家の食卓の上に置いてあったふりかけだ。娘のお弁当用に妻が使って、写真のように重なって置かれていた。このふりかけの文字をみて私はこう読んだ。「マドンナ」「できふり」。一瞬何のことか分からなかった。「ツナマヨ」の「ツ」の縦の2つの点が、濁点のついた「ド」に見えた。しかも、そこで使われたはずの「ツ」の縦の点のうちの右側1つと「ノ」を何故か再利用して頭の中で勝手に「ン」の文字と錯覚している。左下の「ヨ」は全く無視だ。更に後方に重なっている「ごまふり」の「ご」を「で」と見間違え、「ま」の上半分しか見えていないがために、勝手に「き」と思い込み、「できふり」と読んでしまった。「変な名前のふりかけだなぁ?」と真剣に思っていたら、だんだん「ごまふり」「ツナマヨ」に見えてきてびっくり。「あれ?できふりとマドンナじゃないんだ・・・?何でそんな風に見えたんだろう?」
 こんな体験は最近やたらと多い。1度や2度ではない。3文字なのに余分な文字が間に入って見えたり、全く違う文字に見えていたり・・・。これはまるでLDの読字障害みたいな文字の見え方なのではないか?自分がこの立場に立ってみて初めて分かるLDの読字障害。専門書や理解啓発本には「見え方」が違うと書かれているが、今の自分の目がそれに近いものだろう。LDの読字障害をもつ方々も、きっと周りの文字の判別がしづらくて困っているのだろう。子どもが「いつまで経っても文字を覚えられない、書けない」と悩んでいる親御さんや担任の先生は、この「見え方」をまず疑ってみるのがよろしいかと。きちんと見えていなければ文字も書けない。分かるような気がする。
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