これは、大変な事態を迎えそうです。5年前のリーマンショックをTNT爆薬にたとえるならば、今回は、核爆弾に相当するだろう。民主党・共和党の方針が真っ向から対立し、法案が議会を通過しない異常事態が生じている。国民皆保険を目指すオバマ民主党に対して、下院共和党が大きく反対し、法案が修正され上院に戻されるが、それも上院で否決され修正され、下院に再送されるという繰り返しがエンドレスでおきている。世論は共和党にやや逆風が吹き始めている。デフォルト宣言がなされると、政府の支払いが不能となる事態が発生し、米国債の償還が不能となる事態が発生する。これは、企業で言えば、破産に相当する事態だ。米国債の購入国の中国、日本が大いに被害をこうむることになろう。
注目の10月17日をまじかに控え、マーケットの動向が気になる1週間だ。