台風26号による、伊豆大島の被害は予想以上に甚大だった。避難勧告が出なかった是非はあるようだが、想定外の雨量が災いした。1日に800ミリの雨量は前代未聞のこと。改めえて、予報、勧告の難しさを浮き彫りにした今回の災害。
助かった人に共通した点を探ると、深夜まで警戒して、決して寝なかったこと。そして、異変に気づいてからの行動が機敏であったことが挙げられる。そのことが、その後の生死を分かつ重要なポイントであった。今後の教訓としよう。
さて、米国政府の危機管理能力が問われる、今回のデフォルト。オバマ大統領は、同じことは繰り返さないとしている。
今回のケース。デフォルト宣言回避を道具とした、政争であった事実も否めない。下院共和党の頑強な民主党への反抗はかえって支持率を急速に失い、あわてて妥協案に賛成した共和党。オバマケアをつぶそうとしたが、見事に失敗した。
貧困層も医療を受けられるようにする、健康保険制度を推進する民主党。財政的にはかなり苦しいが、オバマ大統領の念頭には、日本の保健医療制度(国民皆保険制度)があることは容易に想像が付く。頑張れオバマ!!