身近なところで、大学、研究所で研究開発された技術が、民生用の商品に生かされることが多い。テレビ、スマートフォン、パーソナルコンピュータ等マルチメディア関連技術のルーツは1980年代のMITアテナ・プロジェクトに端を発します。アテナプロジェクトとは、アメリカ合衆国のIBMとDECの共同出資によりMITで行われた、マルチメディア関連技術の研究開発プロジェクトをいう。以下、当時、その中の一部で研究されたX-windowsシステムの開発コンソーシアム責任者ピエール教授に伺った話です。
「ワークステーション用のX-windowsシステムの仕様は、開発各社からの提案を受けて、コンソーシアムの委員が内容を検討し、最終的な試案をまとめる。その試案を元に、具体的な製品化を各社が行い、標準仕様として最終的にまとめる。こうしたサイクルを経て、X=windouwsは研究開発されています。」
「コンソーシアムの所属委員は自分を入れて、6名で構成されています。最終的な試案のまとめでは、人数は少なければ少ないほど良いと思っています。」
「我々のような、メーカーから距離を置いた組織の方が中立性を守ることがより容易に行えます。」
「今後、コンピュータの進化する方向は、マルチメディアであり、音声画像の処理が容易に行える環境の整備が急務と考えます。」
ピエールさんは、フランス系アメリカ人であり、本来の所属はDECでした。(DECからの出向教授でした。)
先日インターネットを調べていましたら、このアテナプロジェクトの最終報告書はピエールさんが担当されていました。担当責任者から直接お話を伺えたわけで、楽しかった当時のことを久々に思い出しました。
この他に、MITには有名なメディア・ラボがあります。
「ワークステーション用のX-windowsシステムの仕様は、開発各社からの提案を受けて、コンソーシアムの委員が内容を検討し、最終的な試案をまとめる。その試案を元に、具体的な製品化を各社が行い、標準仕様として最終的にまとめる。こうしたサイクルを経て、X=windouwsは研究開発されています。」
「コンソーシアムの所属委員は自分を入れて、6名で構成されています。最終的な試案のまとめでは、人数は少なければ少ないほど良いと思っています。」
「我々のような、メーカーから距離を置いた組織の方が中立性を守ることがより容易に行えます。」
「今後、コンピュータの進化する方向は、マルチメディアであり、音声画像の処理が容易に行える環境の整備が急務と考えます。」
ピエールさんは、フランス系アメリカ人であり、本来の所属はDECでした。(DECからの出向教授でした。)
先日インターネットを調べていましたら、このアテナプロジェクトの最終報告書はピエールさんが担当されていました。担当責任者から直接お話を伺えたわけで、楽しかった当時のことを久々に思い出しました。
この他に、MITには有名なメディア・ラボがあります。