介護保険改定について

３年毎の改定の年に当たります。
より、いっそう「地域で暮らす」を前面に打ち出された改定になっているようです。


・２４時間対応の定期巡回・随時巡回サービス。
・在宅生活時の医療機能強化に向けた新サービスの創設、および訪問看護、リハビリテーションの充実ならびに見取りへの対応強化。

されど、創設されたものの、担い手不足で現実に運用されるのは・・・困難ではないでしょうか。
「それこそ、絵に描いた餅」にならないことを願うばかり。

２４時間巡回サービスは、要介護３以上の単身者や重度の人が対象で、２０分という訪問時間で移動していくようです。
認知症の利用者には、かえって問題行動がおきそうな気がします。


認知症対策としては、
・市民後見人の育成、および活用など、市町村における高齢者の権利擁護を推進。
(この改定により公募されたものを受講しています。基礎講習から数えると８０時間の拘束時間です。)
・地域密着型サービスについて、公募・選考による指定を可能とする。


地域包括支援センターはインフオーマルの連携が必要となるので、地域ネットワークつくりが欠かせなくなりそうですが、包括の職員不足はどうするのでしょう。


起業講座に参加していますが、インフオーマルというと「ボランテイァ」。
ボランテイァというと何をしても「無償」となりがち。
継続的で責任ある活動をするには、わずかでも有償サービスにするほうが良いのではないかと、私は常日頃から考えています。
そのほうが「仕事」として自分の中で認識されると思うのですが、いかがなものでしょう。


介護保険が制定されたときから「在宅介護」が根底にあります。
自分自身が高齢者となるのも近いので、
「一人で暮らす」＝「孤独」＝「孤立死」という捉え方を「自立した自己決定」として考えてみたいと思います。