歌う介護士

看取りをしたご入居者から「あなたの声は癒される」と。お一人一人を思い浮かべながら、ずっと歌い続けています。

ごんしゃん、ごんしゃん、

2013-09-18 22:06:14 | Weblog
澄んでまぶしい陽光に、色が薄く映ってしまいましたが、真っ赤な血の色の彼岸花です。

「曼珠沙華」と書いて「ひがんばな」と呼ばせるのは古い呼び方。
お寺、墓地や土手に多く植えられていました。

なぜ、そういう場所に多いかというと、この球根は毒を持っていますが食料にもなったから。
飢饉のときは食べたそうです。

飢えというのは、知恵も発達させるのですね。
暑くても寒くても、お彼岸になると、スイと茎が伸びて花が開いている!
自然の女神は偉大です。
地元の乞田川の遊歩道にも咲いています。


表題の「ごんしゃん」という言葉は、柳川地方の良家のお嬢さんの呼び方だそうです。
ご詠歌のような曲想で、細かいリズムが指定されている曲です。
曼珠沙華が、題名。
お彼岸でもあり、彼岸花が咲きだす季節でもあるので、23日に歌うのはこの曲を選びました。

どうにも、ストレスと疲れのせいか暗譜が出来なくて困っています。
どちらも脳の働きが悪くなるようで・・・。(苦笑)


今日は、私の被後見人さんは眠い日のようでした。
わたしも昨夜、3時間ほどしか寝ていないので坂を登ると眩暈がする。
握手、と言って手をとられたまま、彼女に癒されているようでした。

これまでも、寝たきりのご入居者に励まされたり、満面の笑顔に癒されたりしていますが、この方とも通じ合えたと思います。

さて、明日は仕事。
また終日、立ちっぱなしだろうなあ。

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