歌う介護士

看取りをしたご入居者から「あなたの声は癒される」と。お一人一人を思い浮かべながら、ずっと歌い続けています。

見守る、ケアする

2012-12-14 22:10:00 | Weblog


よく働いた(?)週でしたが、やっと一息つきます。

地元で試みたクリスマスコンサートは参加してくださった方々から評判がよく、来年も続けて行ってほしいと希望されました。
そう言っていただけて、嬉しいです。

これが、やりがい!(^0^)

音楽活動は地域密着にしていくつもりでいます。
暮らしているところに根付くように続けてまいります。


さて、本職のほうですが、受診付き添いに始まって、10人オーバーの3食分を作りながら見守りし、感覚を研ぎ澄ませていないと、少しの油断もできない。

立ち上がって歩けても、すぐ転倒する人がいるのです。
落ち着かない、と記録には描かれていますが、落ち着かないのではなくて落ち着いていられない、というのが正しいでしょう。
本人にしてみれば「しなければ行けない」「行かねばならない」ふと、思いつくのですから。

そこに体調を崩す人が出たり、精神的に不安定になる人が生じると、笑いを取って気分を変えるしかないですね。

笑い声、笑顔は何にもまして感情が安定します。
認知症ケアにはユーモアセンスが必要なんです。

こちらの言うことを理解される方には、危険な動作を繰り返しなさるときは、その都度「転ぶから危ない、きちんと靴を履いてください!」と、声をかけます。
今日は何回言ったかなあ・・・?
何しろ「常動行動」なので、行ったかと思えば、また!です。

やがては転倒になる・・・、
声をかけているわたしだって、小姑か意地悪嫁か?みたいだなあって自分で思いますから。

私は、周りの方々のいるところで「いやあねエ、小姑みたいになってますね、わたし!」と、笑いに持って行きます。


神経は尖らせてケアに望んでいますので、熟睡ができなくなるんです。
ケアする対象人数は少ないですが、要介護度が高い方よりも中途半端に歩ける認知症の方のほうがケアの手はかかります。
介護保険では、見守り、というのはさほど高い判定にはなりません。
でも、見守りが必要、ということは生活のすべてに誰か介護者が付き添わないと日常が送れないということなんです。


あ~、つかれた!
「おいしい!」と言う一言が聞けるとがんばるか!っと。
単純だな、わたし。(笑い)

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