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ときどき意地悪い目線で自分の仕事を見てしまう私です。(笑)
ご入居者の体調や、介護レベルが変化していくとき、ご家族、介護スタッフ、医療者などの立場から、それぞれの意見が出てきます。
もちろん私は介護スタッフの立ち場ですので擁護はします。
ご家族が、入居している施設では困難なケアを要求されるときも、いろいろな角度からリスクをお伝えしてお話しするようにします。
往診Dr.から直接電話して話していただくこともあります。
私たちがお世話している入居者は、認知症と言う病気に罹っている方々ですが、
そのとき、その瞬間には物事の理解が出来て答えられるのです。
そのようにお話になった。と、家族に伝えても「ほんとに言ったんですか!?」と、信じていただけないことが多いのです。
不思議なことに、その方の人生の末期に近くなると、はっきりした意志がふとした拍子に浮かび上がってくるようです。
家族は傍にいません。
その方にとって、一番身近なのは介護スタッフです。
家族の代わりに意志を聞き取れる機会があるのは、やはり傍にいる回数の多い相手ではないでしょうか。
それだけに私達は、その人の言葉を重く受け止めて伝えなければなりません。
ケア記録とは、日常のタイムテーブルで行っていることの羅列するものではない、と私は思っています。
日常生活で、これまでなかったこと、初めて聞いたこと、行動したこと、心理的な観察など。
なかなかここまで記録するのは観察をしっかりしていないと難しいと思います。
契約介護になって、
記録は目に見えやすい事柄を重要視されるようになってしまいました。
食事、排泄、水分量、更衣、入浴、夜間巡回など。
出来ていなければ問題ですが、当たり前に出来ているなら、チェック印程度でもかまわないのではないかと思うのですよねえ。
見ていると、二重三重の記録用紙があるようです。
でも、あまり口を出すと、よいことはないので・・・閉めてます。(笑)
ええ、どうせ非常勤ですから。
経験してきた、現在もしている、こういう体験から、その方の叫びを歌っていきたいものだと曲を模索しています。