歌う介護士

看取りをしたご入居者から「あなたの声は癒される」と。お一人一人を思い浮かべながら、ずっと歌い続けています。

もめごと、きめごと

2013-02-22 10:51:02 | Weblog
表題を、どちらを先にしようか?と一瞬考えました。
やはり、揉め事がないと決め事は生じないことが多いのではないか?として、この順に・・・。

多人数のところでは有無を言わさず多数決が優先されますが、少人数では、個人個人の意見が強く反映されるはず。

多数決、これは、企業では会社側から降りてきたことは、それこそ有無を言わさず受け入れざるを得ません。(というか、いえない)
そのたびに、現場の決め事は増えていきます。(マニュアルという名で)



そちらは置いておいて・・・、
施設に入居していても受診付き添いや個人の日用品の買い物は、基本は家族がすることです。
緊急のときは、やむを得ずスタッフが付き添いしますが、その間、現場は手薄になります。
家族がこられたら、要望されてもよほど上司から指示がなければ行いません。

親切心とか、ボランテイァとか、の問題ではなく、施設のスタッフなので付き添っていて事故が起きれば責任が生じます。
もし、勤務時間超過になったら、残業代の支給にも関ってきます。
今、どこに施設でも、残業は上司の命令がなければ認められません。

もう一点、
誰かが、家族とともに親切心で付き添っていったとしたら、
それが家族には当たり前のことになります。
「次も来てくれるだろう」
付き添い料を別料金でとっている施設は多いのですが、地域密着型では無料です。
ぎりぎりの人数で仕事を回している現状では、1人が抜けた穴は大きい。
他の入居者の事故にも繋がるリスクも出てきます。

最近、この問題が生じて、スタッフ全員に決め事を伝えておく必要があると思いました。


近日、カンフアレンスをして、ADLの変わった方お2人の統一ケアを話し合う予定です。
スタッフの全員が同じケアが出来なくてはならない。そのために、どのようにすればご本人が安心でき、スタッフの技量が上がるかを考えます。
福祉用具も、何が必要か、何かで代用できないかを考えます。
ケアプランも変更しなくてはなりません。

こちらは、家族との揉め事が少なくなるように決めます。

暫定ケアは、それまでのものです。
スタッフ自身が、ケアの方法をより良く考えていかなければ、統一されたその人のためのケアはできないと、私は思います。


揉め事とまでは行きませんが、属しているサークルでも決め事が決まりました。
こちらは少人数なので話し合いです。
わたしは、休会している友人の代弁者でもあったので、代わりに伝えました。誰もが言いたくてもいいづらい金銭的なところです。

少人数であろうが、多数であろうが、言いたいことがいえると揉め事にはならないのではないでしょうか。
その結果の決め事なら、誰もが受け入れやすいでしょう。


さてさて、これから研修です。では・・・

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