歌う介護士

看取りをしたご入居者から「あなたの声は癒される」と。お一人一人を思い浮かべながら、ずっと歌い続けています。

パ・パ・パ

2006-10-06 00:32:50 | Weblog
「魔笛」の終幕に、鳥刺しのパパゲーノと、その相手役のパパゲーナの二重唱があります。
今、コマーシャルでも一部流れています。それがいわゆる「パパパの二重唱」です。ソプラノと、バリトンで歌います。

オペラではパパゲーナを演じたことはないのですが、二重唱だけは歌ったことがあります。それも苦手なドイツ語で。

モーツアルトは母国語はドイツ語ですよね。「魔笛」という歌芝居は庶民のための作品なので、イタリア語でなくドイツ語で台本が書かれています。
当時のオペラは全てイタリア語でした。

パパゲーノとパパゲーナの愛は、現実の愛とされています。
互いが、「私のもの」と歌い、
「たくさん子供を作ろう!」と歌います。
そして、たくさん「パ」が歌われる言葉遊びのような楽しい二重唱です。

私、大の早口、特に破裂音が駄目で、この「パ」の連発にはお手上げなんです。
あまり口を開けないで喋る東北生まれのせいか?なんて思っていたのですが、青森生まれでも、全く関係ないので、これは唇の形?

ともかく、レパートリーに加える予定です。

パ、パ、パ、パ、パ、パ   
パパパパパパパゲーノ!さあ、言えるか!?


ドイツリートが流行り?

2006-10-02 20:27:23 | Weblog
シューベルト、シューマン、今回のサロンコンサートの歌曲、昨日聴いてみると、ドイツ物ばかりが続いている。
若い世代には、ドイツ歌曲が流行りなのかな?
アリアまでドイツ語である。

ドイツ語は子音をはっきり発音しないと言葉がまるでわからないから、まるきりドイツ語が判らない私には敬遠するばかり。

へえ、みんなドイツ語が得意なの!と、驚いた。
中には、よく判らないドイツ語もありそう・・・。

実は、私も友達がすすめるので、シューマンの「女の愛と生涯」を練習しかかったことがあります。
デイクションを習い、歌い始めたのですが、やはり詩を理解しながら歌うところまで行きませんでした。音域も低く、とても表現が困難でやめてしまったという過去があります。
詩は、とっても素敵なんですが・・・ザンネン・・・・

この一連の歌曲は、若くては歌えない組曲なんです。
歌も、人生経験なしには歌えないものがある。(笑い)