あっぱれ週刊東洋経済誌 おごり余る明治に鉄槌か
東洋経済誌が告発した誌面から、学校給食牛乳、幼児用粉ミルクからセシウムが検出されている問題など、この間、明治がとってきた市民や消費者からの疑問にまともに応えない企業の背景、内情を問い質すジャーナリストの立場がいかんなく取材に現れています。
牛乳に関する汚染は当初から検査しない立場を堅持してきたが、粉ミルクにしても同様で、発表せざるを得なくなってから「空気説」を発表したが、いまだ、汚染源が原料なのか、水質なのかは不明のまま、「空気説」ならばフィルターの検証を「企業秘密」にせず、隠ぺいし続けないで公表すべき問題です。
ましてや誌面によると、社内での隠ぺい指令とも伺える「秘密保持誓約書」や「個人情報の取得・利用に関する同意書」を提出させるなどは、「非情報開示」を貫き通す姿勢は、今後ますます国民のなかに不信感を増長することは間違いないと強く感じます。
明治乳業の体質は、企業の意のままにならない労働者には、日常の生活を監視するスパイ行動を日常的に行い、親兄弟を介して人権を支配するなど手段を選ばない行為や、労働組合役員選挙では、主任・係長らの仕事として労働組合役員選挙の投票に見せ合い投票させるなど、不正を働くことなど茶飯事ごとで、まさに、不当労働行為生産工場であった。
いま話題の防衛省沖縄防衛局長の選挙に向けた講和も憲法違反だが、明治乳業の職制の役割などはそれらを上回るもので、個々人を監視・報告することが自分の出世とされ、上司に逆らえば賃金差別につながると恐れられた陰湿な労務政策をとり続けてきた。
いま社会から企業に向けられている目線は、ウソ隠し事せずに、これまでの問題に真正面に向き合うことを指摘されていることに気づかなければ、大変なことになることだろう。
浅野社長が抱える労働争議の解決に関しても、裁判所や労働委員会の解決への指摘に耳を傾けない姿勢が、この間の問題への姿勢と共通していると思っています。
学生さんたちの間で、就職活動が活発化と思いますし、すでに明治を選んで決まっている方々は、しっかりと明治の企業体質にも目を向け研究してください。将来あれ。
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