全国9事業所32名の「中労委命令取消し」行政訴訟が、東京地裁民事19部で進められています。
弁護団の報告を受ける原告等と支援者
9月7日「第3回口頭弁論期日」の中で、裁判長が原告、被告・中労委、補助参加人・明治それぞれ代理人代表を別室に招き協議がなされました。
原告と中労委は話し合いで争議を解決する事を臨んでいることから、会社代理人のみから意見を聴き、裁判官からの意見を伝えました。裁判長は、決めましたと言い、会社からの答えを持ってくることにしました。よって、10月2日の第4回口頭弁論期日を「進行協議期日」とします。と言う迅速な訴訟指揮が執られました。
第22次・第23次座り込み行動で裁判長の訴訟指揮に従うことを求める
原告・争議団、支援共闘会議はこれを歓迎し、9月11日から13日の3日間第22次社前座り込み(京橋エドグラン)を通し、裁判長の求めに真摯に応えることを「申入れ」など含む行動をしました。
同時に、14日東京地評争議支援総行動でも求めました。
井桁賢一とデキシーユニオンの皆さん
更に、10月2日に向けて、長期争議の解決の記念日にするためには、「株式会社明治」の姿勢だけにかかっていることとし、第23次座り込み行動28日、29日を実施し迫りました。
熊本から支援に駆けつけてくれました鈴木さん
10月2日「進行協議」が開かれました。会社明治は「和解は受けられない」とする拒否回答を示しました。改めて裁判長が示した「(和解)案を考えなでもないが、持ち帰り検討は出来ないか」との問いに対しても、まったく応じることなく拒否しました。
会社明治が「和解は受けられない」との報告を受ける支援者
こうした会社明治のかたくなな態度は、中労委命令「付言」が示した「互譲の努力」と合わせ、会社に対して「大局的見地に立った判断」を求めたことに、真っ向から背を向けた行為であり、断じて許せるものではありません。
これ以上に、この争議を抱えて企業活動を続けていく道理はなく、社会的責任を果たすことにはなりません。
争議団・支援共闘会議は、第24次座り込み行動を通し、会社明治が所在する「京橋エドグラン」ならびに近隣の経営者・働く人たちに、明治が示した「和解受け入れ」拒否の姿勢を報告し、会社明治に抗議の意思を示しました。
シュプレヒコール
一、株式会社明治川村社長は、
東京地裁が求めた和解勧告の拒否を許さないぞ!
一、中労委が求めた「話し合い」もせず
解決に背を向けた川村社長を絶対に許さないぞ!
一、川村社長は、
東京地裁が求めた和解勧告をいまからでも受け入れろ!
一、川村社長は、中労委・裁判所が求めた
人道的見地からの和解勧告拒否は、許さないぞ!
一、明治HD松尾社長は経営の総責任者として、全責任を負え!
一、川村社長が解決を決断するまで、
我々は最後の最後まで断固たたかうぞ! たたかうぞ! たたかうぞ!
今後も会社明治に対し、東京地裁が示した話し合いの場に参加する事を強く求めていく決意です。
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