毎日が夏休み

LEAVES THAT ARE GREEN TURN TO BROWN

幌内炭鉱景観公園 1 

2009-11-05 21:50:50 | 廃墟へ。
連日炭鉱遺跡・廃墟を載せておりますが、
まだまだ廃墟はつづくのでございます…

今日は(今日からか?)、
幌内布引立坑跡とは別の沢の、
廃墟の大群 幌内炭鉱景観記念公園を。

と言いましても、
正確にはどこからが記念公園なのか定かではありません。
きっと今日載せるのはその手前になるのでしょか…

案内図なし(ラストあたりに見つけましたが、もう遅いって…)、
順路不明、
ヘルメット、禁止ロープ無しの、
なかなかデンジャラスな見ごたえあるエリアにございました。


さて。
幌内布引アートプロジェクト終了後、
廃墟に惹かれ荒れ野をてくてく進んだのですが。







これぐらいなら免疫ついたのか驚きませんけど、
次に現れた廃墟?遺跡?を覗き込んで驚きまして…









ぅぅぅぅぅ…。
凄い…
閉山から20年経ってもまだこの力強さ、
このパワー、
そして押し寄せる寂寥…

この場を離れてすぐ、
次の一撃が襲ってまいりまして…








すごい…
荒れ野に立つコンクリートの柱…
歪んでいる…
近くに、もっと近くにっ。







これは幌内のコロッセオ?
幌内アクロポリス??
いえ、
すっごいインパクトでして。
今にも崩れ落ちそうな歪んだ四角の空間。








来たっ。触れるっ。
荒れ野に突如現れたこの光景はきっと忘れられないでしょね。
強烈な一撃だったのでした。

右の頬を打たれたら次は左でして…(笑)。







ぅゎゎゎゎゎ…。
画像右下の穴から中へ。








…ぅぉぉぉぉぉぉっ。
崩れてるって…
危ないって…
でも…。







美しいのよ…
「生」とは逆のベクトルの美しさでしょか。
いや、やっぱり「生」かな。
なんだか厳かな気持ちになってしまうのでした。










圧倒されっぱなしでして…
立ち入り禁止ゾーンじゃないんですわ。
自由に出入りできる。
三笠市は太っ腹じゃわ。

もうすでに往復ビンタ数発喰らった私でございます。
見るもの全てパンチの嵐ですわ。

でも。

でもね(笑)、
素敵な廃墟←変か?この表現は→に出会いまして。

いやぁ、
素敵でした。
実に美しい廃墟でして。
勝手に名付けて 白亜の館。

では、荒れ野に佇む白亜の館へGOしましょうっ。







一階部分はこんな感じで柱のみ。
この空間部分は何に使っていたのでしょ。








先ほどのパンチな四柱が見えております。







二階へと続く階段。
手摺りもなく、
崩れたコンクリートが覆っていて、ちょいと怖いけどね…

この階段の途中から、
きっと建物の構造のせいなんでしょけど、
声や音にエコーがかかりまして(笑)。
妙な響きがするんですわ。

そのせいか…
何故か二階の床にレコードプレーヤーがありました。
当時の物なのか、
音響マニアが持ち込んだものなのか。
部屋の美しさに心を奪われ、
写し忘れてしまいましたけど。

では、内部を。







…溜息。






言葉が出ませんわ…。

…って、これだけなんですけど。
でもねぇ私、
やられてしまいましたわ。
こんな繊細な美しさがそのまま残っているなんて。

と、見惚れてばかりいると、






落っこちるぞっとね。







抜け落ちた(剥がれ落ちたか?)片側の壁から、
歩いてきた風景が良く見えます。







さらばじゃ、白亜の館。
いやぁ、
ここにはまた来たいですわ。







荒れ野の綿毛。







コンクリート塊からむき出しの鉄柱。








その塊に咲く花一輪。








地面に散らばった石炭。







そしてやっぱり、きのこ。

このあたりからデジカメのバッテリーが怪しくなりまして。
ばりばり充電してきたのですが、
やはり寒さでしょかね。
満タン示したかと思うと、
レッド表示に切り替わる。
おいおい、しっかりしてくれ~。

きのこを撮るか、廃墟を撮るか。
そりゃ廃墟でしょね…

この先きのこを見つけながらも、
泣く泣く撮影は諦めたのでした。